柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

ドラマと現実

『気まぐれ本格派』第11話で小太郎、楓、道夫の三人が結婚コンサルタントを開く。今で言うと婚活の支援をしてくれるような仕事。そこで、結婚が決まれば清水貸衣装店で結婚の衣裳を借りてもらって、清水貸衣装店も儲かるという算段。

 でも、女の人のお客はいても、男性の登録者が少ない。「新太じゃ早すぎるし…」と、ぼやく小太郎。(それりゃ、まだ、この時の新ちゃんは小学4年生だったし…、今だったら使えたかもしれないけれど)とそこで、小太郎達は近所の神主の若杉さんや、獣医の元さんや一貫の写真を勝手に使って登録してしまう。この時に合わせてプロフィールを作り、ここで皆の生年月日が分かります。若杉のじいさんが大正8年生まれ、一貫が昭和23年生まれ、元さんが昭和5年生まれ。

 元さんに関しては以前に…は遠くなりにけり - 柿の葉日記「行ったり来たりの昭和」と本人が生まれの年の事を話していたので、てっきり昭和元年生まれだとばかり思っていたのだが、これを見るとどうやら、もっと若かったみたい。年齢的には昭和元年生まれだと演じていた中条静夫さんの実年齢と近かったりするんだけど…。(中条さんは大正15年生まれ)

『気まぐれ本格派』は時々、ドラマの世界を破ったりしていた。霧子が退場した後の話で一貫が「うちの霧子なんか、NHKにお呼びがかかった」と言っていたりするが、これは霧子役の友里さんがNHKの朝ドラ『おていちゃん』*1のヒロインのオーディションに受かって、『気まぐれ本格派』を降板したのとかけている。

 ひょっとしたら、元さんの年齢もドラマの設定とは別に演じていた中条さんの年齢を使ってやったものだったのかもしれない。それか、ドラマでの年齢設定を忘れて役者の実年齢で考えた台詞だったとか?(番組の後半になると一貫があろうことか、「俺に妹はいない」と言うし…霧子の存在は?)

 この結婚コンサルタント、結婚詐欺師も利用して身元をちゃんと調べもしないで紹介したとして、3人が警察のお世話になってしまって、結局、大失敗してしまう。道夫も小太郎も、楓も、若杉のじいさん、元さん、一貫に滅茶苦茶怒られる。なんというか、楽して儲けようとしても結局はうまくいかないもんだなと思わせてくれる。

*1:連続テレビ小説21作目1978年4月3日~9月30日まで放送