柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

ヴァージンって何?

『気まぐれ本格派』の新ちゃんは「ヴァージン」という言葉の意味を知らない。だから、叔母の霧子に「ヴァージンって何?」と聞いてしまう。道の真ん中でそんな事を聞かれたら霧子も困ってしまって「そうそ、花嫁衣装の一つよ」と誤魔化す。

「ヴァージン」が花嫁衣装だと知った新ちゃんは飼い犬を結婚させようとしている涼子さんに犬の花嫁衣装を貸し出そうと考えて、道を歩いている涼子さんを待ち伏せて「ヴァージン持ってますか?お姉さん」と聞いてしまう。当然、涼子さんもいきなりそんな事を聞かれれば驚いて「今、なんて言ったのよ、僕」と言ってしまう。

 あれだけ賢い新ちゃんが「ヴァージン」の意味を知らないというのはどうかと思うが、逆に小学4年生で知っていたらちょっと嫌だ。「ヴァージン」は知らない新ちゃんでもストリップの事は知っている。友達との遊びの帰り道で一貫がストリップ劇場から出てきて看板を見てにやにやしているのを見つけて声をかける。誤魔化す一貫に、「へへ、無理しちゃって、大丈夫だよ。お母さんには内緒にしといてあげるから」と一貫を安心させる。

 新ちゃんも男の子だから男性の生理には理解があるんだろうけど、小学生の甥っ子にそんなふうに言われたら一貫としては立つ瀬がなかっただろうなと思ったりする。嫌だよなぁ妙にそういう事に寛容な小学生って…。温かい目で見られるよりいっそ軽蔑の目で見てくれた方がせいせいする時もあったり、でも、それはそれで傷ついたりするんだよなぁ…。

 新ちゃんは女の子に興味がなく、「女は嫌い。しつこいもん」といい、大人たちの恋愛関係には興味がなかった。小学4年生だった新ちゃんはそうした色恋沙汰に興味がなかった年だったのかもしれない。

 まだ感情では理解できなくても男の人で女の人が好きな人は女の人の裸に興味があるというのは知識では知っていたと思う。なにしろ、一緒に銭湯にいく一貫が隙あらば女湯にいこうとして、新ちゃんが止めたりしているから。新ちゃん自身は女湯に興味がなかったのだろうか?なかったんだろうな…。きっと。

 新ちゃんがこうした事に興味を持ち始めるのはいつ頃だったのだろう?なんだか、そういうのに目覚めるのってませていると逆に遅いような気がする。