柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

携帯ゲーム機

第32話で長太郎達がマユミちゃんの面倒をみていると、そこへ最新式のポータブルインベーダーを持って正彦が登場してくる。このゲーム機に夢中になっているうちにマユミちゃんは再び長太郎達の目を離れて、行方不明になってしまう。

f:id:kutsukakato:20191110100445j:plainf:id:kutsukakato:20191110100510j:plain
第32話より
f:id:kutsukakato:20191110100526j:plainf:id:kutsukakato:20191110100539j:plain
第32話より
 この時の正彦はまさに長太郎達の目をマユミちゃんから逸らす為に登場してきたような感じだった。勿論、正彦にそうした意図はなかったのだが、あるとしたらこの話の都合としかいいようがない。昔はわざわざ外に遊びに来たのに何でゲーム機を外に持ち出して外でゲーム機で遊ぶのか不思議だった。

今の30代前半から現役の子供の人達から見たら外に携帯ゲーム機を持ちだして遊ぶことになんの疑問を持たないだろうが(寧ろ正彦が持ってきた携帯ゲーム機の古さと大きさに驚くかもしれないが)私が子供の頃は外に出て遊ぶ時は外で遊べる遊びを遊んでいた。鬼ごっこやらブランコに乗ったり、ジャングルジムで遊んだり、意味もなく自転車をこいで競争したり、おままごとをして泥団子を作ったり、砂鉄を集めて遊んだり、ゴム飛びをしたり、坂を滑ってみたりしていた。

私がゲーム機で遊ぶようになったのは中学2年生の頃で年の離れた従兄から借りたファミコンが最初でその後で初期のゲームボーイ(これも従兄から借りたもの)に触れたから、『あばれはっちゃく』シリーズを見ていた幼稚園から小学生の頃はゲーム機というのには無縁で(喫茶店に壊れたインベーダゲームのテーブルに触れた事はあったが)知らなかったから、この第32話で正彦が持ってきたゲーム機という存在はとても異質に見えた。(当時はそこまで深く考えて見ていなかったと思うが)

あれからだいぶ経って外に携帯ゲーム機を持ちだして遊ぶのは当たり前の事で、寧ろ外に持ち出して遊ぶ事を前提とした通信機能を使った要素もあってすごい進化だなと思う。時代と共にゲーム機の存在も変化している。電話と同じで子供の遊びも変化していくのだろうなと思う。