柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

好きな子の手を握る

 『あばれはっちゃく』のシリーズでは冒頭で本編とは関係ない寸劇みたいな話があった。これをアバンタイトルと呼ぶそうだが(DVD解説書吉田友紀さんのインタビューより)このアバンタイトルでは大抵長太郎が痛い目にあうものが多かったように思う。

 坂から転げ落ちたり、水に嵌ったり、網に引っ掛かったり、氷を頭にぶつけたり、思い出して書いているだけでも痛いなと思うが、やっていた方はもっと痛かったと思う。そんな中で私が『俺はあばれはっちゃく』全56話の中で長太郎が唯一、いい思いをしたと思ったのは、第44話のアバンタイトルでヒトミちゃんと腕相撲をしたもの。(第37話の『シェーン』のパロディもいい思いをしたといえばしたけど)

 ヒトミちゃんに油断して負けた長太郎をクラスの皆が責めて机の下に避難した長太郎を蹴ったり、小突いたりしたけど、あの時の長太郎は幸せそうだった。そういえば、私も小学3年生の頃にクラスの男女と腕相撲で遊んで結構強くて男の子でも負かしていたっけ。(もっとも、ヒトミちゃんのように可愛くはなかったので、長太郎のように喜んでくれる男の子はいなかったけど)

 好きな子の手を握るなんてそうそうあることじゃない。それも、周りに怪しまれず堂々と握るというチャンスは滅多にない。『俺はあばれはっちゃく』の長太郎の場合、積極的にヒトミちゃんに自分の思いをぶつけていて手を握る事も簡単にしていたが、それでも、相手に警戒されず、堂々と皆の前で握れたのは嬉しかったんだろうなと思う。