柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

あなたは私から生まれあなたは私の無から存在したの

私がフェルト売りの女の子にそう言う夢を見た(夢の中と言う自覚がある夢)
女の子は自分には両親がいるというけど、私はその両親も私が作ったとその子に話していた。

「この夢の中という世界は私という神によって作られた世界だから、あなたという存在もあなたの両親の存在も全て私が作り上げたもの。あなたの全ての記憶も私が作った。私はあなたと別れなければいけないから、別れにきたの。私を返してね」

と、私はその子に言って目が覚めた。不思議な夢だった。

架空の物語の人物にとっては作者が神にあたる。彼らはそれまでの人生が最初からあるように思うけど、実はそうではない。そう、たとえば「俺はあばれはっちゃく」の長太郎は小学5年生でこの世に登場した。彼にはそれ以前の歴史があるようでない。

それ以前の過去があるように見える小道具(赤ん坊の頃の写真や1年生〜4年生までにとったマラソン大会の賞状など)はあるけれど、それらが過去の生活を証拠立てているけど、それは飾りでしかない。

ある日突然、彼は小学5年生としてこの世に誕生し一年間の制約の世界の中で1年間だけ存在した存在。全ては夢の架空の出来事。作り手が彼の世界を描くの止めた時、彼の世界もなにもかもがとぎれてしまう。

無から生まれ無にかえる。世界は永遠に続くようで創作者である神が神の世界(現実)に帰った時に無から生まれた者たちの世界(夢の世界)は終わってしまうのだと思う。