『俺はあばれはっちゃく』の最終回。長太郎の生活はそれ以後も続いていくはずなのに、その部屋は綺麗に片付かれていてそこに生活臭を感じる事は出来なかった。
まるでそれまでの生活が終わったかのような部屋の主を失った部屋を見た時、長太郎という人物の生活も何もかも終わってしまったのだと思えて寂しかった。まだ、この場面には父ちゃんと母ちゃんとてるほがいてこの3人のやりとりが見ている私の寂しさを紛らわしてくれたが、それでも寂しさは消える事はなかった。
そこに人がいて生活していて体温を感じた事ができた部屋がまるで無機質な部屋に見えた瞬間、吉田友紀さんが演じた長太郎はその役目を終えて、この世界からはいなくなってしまったと感じてしまった。最終回の寂しさは、話の内容からだけではなく映像からも伝わるものだと思う。