柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

もし、初代の世界で続いていたら

 『あばれはっちゃく』は前の代と世界観に繋がりがなくパラレルワールドになってます。もし、初代の世界観でシリーズが続いていたら…。「あばれはっちゃく」とは仇名みたいなものだから、長太郎のように「あばれはっちゃく」と呼ばれる他の小学生を主人公にしてシリーズを続けても良かったかもしれません。

 そしたら、初代にゲスト出演した栗又厚さん(五郎役)や長野昇一さん(サトル役)が続編の主役とライバル役になって、第49話で栗又さん演じる五郎が好きになった澄子ちゃん役の塩月徳子さんがマドンナになっていたかもしれないですね。

 澄子ちゃんは第49話の最後で転校して行ってしまいますが、五郎への手紙に「一年ほどで 又東京に帰る」と書いています。この時二人は4年生だから5年生の時に澄子ちゃんが美玉第一小学校に戻ってきて、ヒトミちゃんの従弟のサトル君も同じように美玉第一小学校に転校してきた所から2代目の物語が始まってもおかしくはなかったはずです。
原作でも初代でもライバル役の正彦は転校生でしたから、ライバル役が転校生でもおかしくないと思います。何故、2代目からは長太郎が転入生になったんでしょうね。

 話の中ではサトル君が何年生かは不明でしたが逆に不明だからこそ五郎達と同じ年にしても違和感はなかったと思うのです。
2代目以降もそれはそれで面白かったのですが、今思うとこうしたシリーズの可能性もあったんじゃないかなと思います。そしたら、桜間長太郎は世界に一人だけになり、後のエピソードで中学生や高校生の桜間長太郎をゲストで見る事が出来たかもしれません。
もっとも吉田友紀さんは2代目に島津隼人という中学生として、4代目にも高校生として登場してきてくれましたが。

 こう思うのは終わって人気もあって良かった作品に対して思うには失礼だなと思いますし、2代目以降のファンの人には気を悪くする内容だとも思いますが、(「思う」ばかりだし……)先生は多くの教え子を卒業させて新しい生徒を受け持つのは自然だけど、父ちゃんと母ちゃんはなまじ変わらないだけにとられたような気がしてしまうのです。

桜間長太郎と桜間てるほの親だった2人。第14話の長太郎の台詞を思い出すと、父ちゃんと母ちゃんは長太郎(初代)とてるほの2人だけの親でいて欲しかったなぁと思ったりして、こんな風に考えてしまうのです。

「俺の父ちゃんはたった一人だもんな」

 昔、見ていた時は連続で見ていてシリーズとして抵抗なく見てたのに、初代をDVDで何度も見ていたらそんな気持ちになってしまいました。決して2代目以降が嫌いな訳ではないのです。