柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

ヨット

長太郎が誕生日に父ちゃんからもらったのは手製のヨット。このエピソードは第2話と第18話の長太郎の話からしか分からない。何故、誕生日のプレゼントがヨットになったのか、その誕生日にどんな出来事が起きたのかも分からない。

第2話で長太郎は長太郎の部屋のヨットに目がとまったヒトミちゃんに説明する。

『俺はあばれはっちゃく』2話より

「去年の誕生日に父ちゃんが作ってくれたんだ。俺の父ちゃんは腕のいい大工なんだぞ。俺、尊敬してるんだ」

この時、長太郎は5年生(1979年2月時点で、もっとも4月以降も5年生だったが)なので、このヨットをもらったのは小学4年生の10歳の誕生日だということが分かる。

また、父ちゃんはこのヨットを作る為に、何日も本物のヨットを観察して作ったと第18話の長太郎の「辞食表」の手紙の内容から分かる。つまりヨットは一朝一夕で出来たものではなく、長太郎の誕生日までの間にいろんなドラマがあったはずだ。それにしても、子供の誕生日のプレゼントの為にそこまでして本物そっくりのヨットを作った父ちゃんはすごい。

鯉のぼりは買ってはくれなかったが、そうした時間と手間をかけて長太郎の誕生日プレゼントを作ってくれる父ちゃん。長太郎が父ちゃんが好きで尊敬するのも良く分かる。長太郎の誕生日は作品内では明らかにされないが、私は何故だか長太郎の誕生日が夏のような気がしてならない。それは、演じた吉田友紀さんの誕生日が8月4日だからというのもあるが、ヨットのイメージが夏というのがあるからだ。

ヨットというか帆船の模型は吉田さんが『俺はあばれはっちゃく』の前年に出演していた『気まぐれ本格派』でもよく登場していて、『気まぐれ本格派』で吉田さんが演じていた新ちゃんもよく作っていた。(叔父の一貫が船乗りで船が好きだというのもあり、甥の新ちゃんに船の模型をよく買っていた為)それを知っていると、あ、また船があると思い、そこにちょっとした繋がりを見つけて微笑ましく思う。

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