佐々木先生の名前については過去にも触れたが改めて触れてみる。
佐々木先生の名前は原作では「治郎」だが、ドラマでは「佐々木信二郎」と「佐々木賢一郎」になっている。ドラマで先生のフルネームが分かるのは第13話で長太郎が佐々木先生の花嫁募集のポスターを貼った時である。第15話にも佐々木先生のアパートの扉に「佐々木信二郎」と書かれたプレートが貼ってある場面が登場する。




しかし、第33話で佐々木先生の名前は「賢一郎」になり、これに合わせてアパートの表札も「佐々木」だけの縦書きの物に変わっている。
先生の名前をドラマの設定で統一してなかったのか、それとも第33話を担当した安藤豊弘さんが前の話をチェックしてなかったのかは分からない。ちなみに第13話を担当した脚本家は市川靖さん、第15話は三宅直子さんで安藤豊弘さんではない。
表札を「佐々木信二郎」から「佐々木」だけにしたのは佐々木先生の母親の台詞に「賢一郎」があり、具合が悪かったからではないだろうか。
当時はビデオもあまり一般的ではないし、過去に遡って作品を見る視聴者も少なかった時代。しかも第13話からかなり間が空いている。第13話でポスターや表札から佐々木先生の名前は分かるが、台詞(音声)からは分からない。当時はカセットデッキでテレビ番組を録音していた人がいると思うが、そういう人達が番組をカセットで振り返っても間違いに気付かない。
そもそも、当時の視聴者もあまり気にしなかったのではないだろうか。しかし、ドラマを作る方で誰かが先生の名前の矛盾に気づき、小道具を変える事で佐々木先生のそれまでの名前をリセットしたのではないだろうかと勝手に推測する。
いずれにしても、佐々木先生の名前は原作も含めると三つあることになる。