柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

一方その頃

 吉田友紀さんと秋野太作さんは『すぐやる一家青春記』では兄弟役を演じ、そのすぐ後の『気まぐれ本格派』では叔父と甥を演じた。一郎(秋野太作さん)と智之(吉田友紀さん)の時は年は離れていても兄弟だったので対等な関係だったが、小太郎(秋野太作さん)と新太(吉田友紀さん)の時は叔父と甥なので大人と子供の関係になっていた。

 一郎と小太郎、智之と新太の性格がそれぞれ違うのでそれだけでも二人の間の空気は変わっていた。一郎と智之のお祖父ちゃんの相馬儀平だった花沢徳衛さんも、昔馴染みの神主の若杉さんとして『気まぐれ本格派』に出ていたが、ここでは肉親ではなく他人だったので、お祖父ちゃんの頃に比べれば距離があった。

 ほんの数週間前まで肉親同士を演じていた3人が、それぞれ別の人間関係を築いて別作品に出演していると不思議な感覚に襲われる。恐らく撮影では『すぐやる一家青春記』の最後と『気まぐれ本格派』の最初が少しダブってたりしたのではないか?と思う。

 この3人に限らず共演していた役者同士が別作品で別な関係で共演しているのをみるのは面白い。『気まぐれ本格派』には前作品にレギュラー出演された役者さんがゲスト出演していて、この放送時間枠の石立鉄男さんを主役にしたシリーズのドラマを見ていた人達はそうした楽しみも味わったのだろうと思う。

 上記の楽しみ方とは全く関係ないが、最近になって東野英心さんが『ウルトラマンタロウ』の副隊長役だったのを知った。(私は『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『ウルトラマンA』は再放送で『ザ・ウルトラマン』『ウルトラマン80』本放送を子供の頃見ていたが『ウルトラマンタロウ』の再放送は見た事がなかった)

 この『ウルトラマンタロウ』が放送されていたのが1973年。この同じ年もう一つの特撮ヒーロー番組が放送されていた。その名も『鉄人タイガーセブン』

 知名度華々しい『ウルトラマンタロウ』と比べればあまり知名度があるとは言い難い作品ではあるが、ヒーローのお約束や無視をことごとく打ち砕き、暗く重いながらも見応えのあるドラマを繰り広げた知る人ぞ知る名作だと私は思っている。

 この『鉄人タイガーセブン』に当時7歳の吉田友紀さんが青木次郎役でレギュラー出演していた。後に『気まぐれ本格派』で共演する中条静夫さんも高井戸博士役でレギュラー出演している。ちなみに吉田友紀さんの実のお父さんもタイガーセブンのスーツアクターとして出演していて親子共演だった。

 あばれはっちゃくの父ちゃんがウルトラマンタロウと派手に地球を守っていた頃、長太郎は地味に日本の平和をタイガーセブンと守っていた。それぞれに平和を守っていた二人が6年後に親子になるなんて2作品の放映当時は誰も知らなかっただろうなと思うとなんとなく面白い。

 まあ、だからそれが何だと言われたらそれまでだし、役者なんだから当たり前だろ、とか言われるとそれで終わってしまうが、個人的にはそうした楽しみ方もドラマを見ている時にしている。