柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

呼び捨て

 長太郎は基本的にヒトミちゃんの事は「ちゃん」づけで呼んでいる。だが、稀に呼び捨てで呼んでいる事もある。これはとても稀で不意に出てくるので、耳にするとドキリとする。
ヒトミちゃん以外の女の子は(第41話のノリコちゃんを除いて、恵子ちゃんも時々「ちゃん」づけだったかな?)呼び捨てなのだが、こちらはいつもそう呼んで慣れているのでドキッとはしない。
ヒトミちゃんは気が強く、長太郎は惚れた弱みでヒトミちゃんに弱い。上級生や大人にも平然と立ち向かい、父ちゃんに殴られても、仲間外れにされても、お化け、幽霊に平気な長太郎も、ヒトミちゃんに

「もう、永久に絶交よ!」

と言われたり、無視されたりすると途端にしぼんでしまう。(まさにエンディングの『はっちゃく音頭』の歌詞のまま)常にヒトミちゃんは長太郎より優位な立場にいた。この関係は既に第1話から分かることだが、特に(第1話以外で)最初に実感するのは第3話でヒトミちゃんが長太郎からもらったラブレターを本人に屋外で読ませている場面ではないだろうか。他人に聞かれる可能性がある中でこれを強要するのはかなりの羞恥プレイだと思う。結局、断り切れずに読んでしまう長太郎。

長太郎が好きになる女の子はヒトミちゃんといい、ノリコちゃんといい、気の強い女の子ばかり。普段、好きな女の子に対して弱くて下手に出てしまう長太郎が呼び捨てにしたり主導権を取ったりするとこの関係が逆転するので、見ている方は混乱してドギマギしてしまうのだろうか?
このドラマの中では二人ともまだ小学5年生なのに…。(実際は当時、長太郎役の吉田友紀さんが中学1年生、ヒトミちゃん役の早瀬優香子さんが小学6年生)放映当時ならともかく、今見てもドギマギしてしまう。