柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

ドラマの公一

 ドラマの公一と言えば出歯亀で情報屋で自分が仕入れた情報で周りを引っかき回すイメージがある。

 長太郎を捜しているヒトミちゃんに居場所を教えたり(第3話)、長太郎が第二小学校の番長に絡まれているのを目撃したり(第5話)、正彦の引っ越しを長太郎に教えたり(第18話)、ヒトミちゃんと恵子ちゃんの内緒話を聞いてヒトミちゃんの文通相手の事を長太郎に報告したり(第28話)、ヒトミちゃんと中学生が付き合っているという情報(これは不正確なもので中学生はヒトミちゃんの親戚だった)を長太郎に報告したり(第24話)、ノリコちゃんと長太郎の事を調べてヒトミちゃんに報告したり…(第41話)と、とにかく思い出して書いてるだけでもきりがない。

 第3話で長太郎を捜しているヒトミちゃんに居場所を教えてくれるのだが、この時余計な一言を吹き込んでいらぬ誤解を与えている。お陰で長太郎はこの誤解を解くために大変だった。長太郎と恵子、ヒトミと正彦のカップルが成立(実際はしていないのだが)したのを見てはほくそ笑んでいる。(楽しそうだな……。公一……)

 正彦の引っ越しの事を教えたり、この時は引っ越し=転校と早合点して長太郎をぬか喜びさせたり(第18話)、長太郎が誰にも話していないノリコちゃんの事をどこからか調べてヒトミちゃんに報告したり(第41話)、一体どこからそうした情報を仕入れてくるのか公一は情報屋として大活躍している。

「聞いちゃった、聞いちゃった。ヒトミちゃんの秘密を聞いちゃった」(28話)

 ヒトミちゃんと恵子ちゃんが二人で内緒話をしていた時は木の上から二人の話を聞いていて長太郎にヒトミちゃんの文通相手の事を報告している(第28話)。また、ある時は長太郎の家の塀から顔を出して、マユミちゃんがおねしょをした布団を干している長太郎の姿を見て、早速、教室の黒板に長太郎がおねしょをしたとイラストつきでクラス中に知らせている。(第32話)

 どうもこう見ていると、ドラマの公一は自分が得た情報を元にして皆を混乱させたり、皆に教える事で感謝されたり、楽しんだり、成り行きがどうなるか楽しみにしているように思えてならない。(流石に第5話で喧嘩をしない約束をして第二小学校の番長に屈辱的な事をやらされたのを見た時は長太郎の為に話したかっただろうけど、長太郎に固く口止めされて黙っている)

 そのお陰で助かったり、迷惑したり。公一は決して長太郎の下で長太郎の為に情報を集めてくる下の存在ではなく、自分の意思で行動し時には長太郎を困らせるために仕入れた情報を流しているようにも見える。
長太郎と公一は自他共に認める親友同士だが、どちらが上とか下とかという関係ではないと思う。立場が上になったり下になったりする対等な間柄のように思う。