柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

原作のヒトミちゃん

 後の『あばれはっちゃく』と違って初代『俺はあばれはっちゃく』は原作『あばれはっちゃく」』のドラマ化といえる。細かい微妙な設定の違いはあるし、原作の話を元にした話でもそのままなぞるのではなく、ドラマの所定の時間内に収まるように再構成してしかし肝は外さずアレンジされているが、登場人物の名前、家族構成、設定などほぼ原作に従っている。

 しかし、人物関係や人物像はちょっと違ってきている。原作のヒトミちゃんは小学5年生の時に来た転校生だ。長太郎は宮村ヒトミと仲良くなりたいが、1、2年生の頃ならともかく、小学校5年生にもなると女の子を意識して仲良くなれるきっかけを掴めずにいる。ドラマの長太郎からはちょっと想像できないことである。そこに、「おかめや作戦」事件や「シェパード作戦」事件(「シェパード作戦」はドラマの第1話にあたる話)をきっかけにして二人は仲良くなっていく。

 ドラマのヒトミちゃんも長太郎に優しい所があったが原作のヒトミちゃんの方がより優しいと思う。
ドラマでは長太郎がヒトミちゃんの為に活躍する事が多いが、原作ではヒトミちゃんも長太郎を助けるために活躍をする。長太郎が貰ったお年玉袋にお金が入ってなかった事で父ちゃんと大喧嘩をして長太郎は家を追い出されてしまう、元々袋にお金が入ってなかったのに、入ってないと嘘を言って二重取りしようとしただろうと疑いまでかけられたのだ。

 そんな長太郎を信じて彼をかばい作戦を立てて助けてくれたのは、ヒトミちゃんだった。ヒトミちゃんは声をかけ、ヒトミちゃんは長太郎の名誉のために父ちゃんに話をつけに行く。

「長太郎君はヒトミのボーイフレンドでしょ。いままで困った時に、長太郎君はたすけてくれたじゃないの。たまにはヒトミにも恩返しさせて」

 だが、父ちゃんは怒鳴るのである。

「おう、おめぇさんはなにか?あいつのおふくろか、それとも女房か!おふくろでも女房でもねぇのが、余計な口出しをして欲しくねぇ!」

しかし、ヒトミちゃんは怯むことなく父ちゃんに立ち向かう。

「まちがっても、おふくろにはなりませんわ。将来女房になることはあるかも知れませんけど、こんなわからずやのお父さんが死んでからにします」

 その後、ヒトミちゃんの作戦で見事、長太郎の無実を証明し家に戻してくれるのである。 
原作のヒトミちゃんは、長太郎をかばい味方をしてくれる。先生や父ちゃんの前でもはっきり宣言する

「はい、私、桜間長太郎君を気に入っています」

 原作のヒトミちゃんの長太郎への気持ちは、その態度や言動からドラマよりはっきりしていて分かりやすいのだ。