ドラマを見て分かる設定１０
前回も書いたが、また気がついた事があったので追加してみる。
- てるほの通う中学校名
- 住んでいる地域
関東地区。第37話で長太郎が『ドラえもん』を見ている。『俺はあばれはっちゃく』は1979年2月、『ドラえもん』は同じ年の4月に共にテレビ朝日で放送が始まっているが、1979年当時の『ドラえもん』の放送は関東ローカルで月曜日から土曜日の18時50分から19時放送の帯番組だった。長太郎はこの時の『ドラえもん』を家で見ているので関東地区に住む人間だという事が分かる。美玉市が東京か否かについては以前の記事でも触れた。
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いつ、どこ？（ドラマを見て分かる設定8） - 柿の葉日記d.hatena.ne.jp
この時も悩んでしまったが、この後ドラマを見直しても美玉市が（ドラマの設定上）関東地区にある市であるということは言えるのだが、（実際の撮影場所というのではなくドラマの設定上の舞台ということで）、東京なのかそれ以外の関東の県なのか疑問が残る。正彦が東京からきた転校生という事と第39話でヒトミちゃんのお母さんの東京に転校するという言葉から、東京ではない他の関東の県と言うこともできる。
ヒトミちゃんの家の郵便番号が165というのとヒトミちゃんの25話の言葉や、第38話で転校生の三太の父親が東京の遠い親戚の倉石家にあずける発言も、第49話の澄子ちゃんの言葉でも、美玉市が東京だと考えられる根拠になっている。
素直に撮影された場所で考えた方がいいのだろうか？
クラス委員
さて、話は変わるが正彦はいつクラス委員になったのだろう。彼は2月に来た転校生である。当然、彼が転校してくる前にクラス委員というのはいたはずだ。だが、いつのまにか正彦がクラス委員になっている。特にクラス委員選を行っていない。『俺はあばれはっちゃく』では4月になっても6年生に進級してないので、4月に改めて決めると言う事も行っていない。もし改めて新しいクラス委員を、転校してきてまだ2カ月の立場の正彦にさせたとなるとかなり意地悪な気がする。（正彦の事だから自分で立候補して周りもそれを容認したのかもしれないが）
『はっちゃく』から少し離れるが、クラス委員といえば『すぐやる一家青春記』（1977年）で智がクラス委員に立候補したのを思い出す。（『すぐやる一家青春記』は『俺はあばれはっちゃく』の2年前に長太郎役の吉田友紀さんが相馬智之役でレギュラー出演していたドラマ）学校から帰ってきた智がこんな事をいいながら家に入ってくる。武志（演：小倉一郎さん）は智之の父親の甥で相馬家に居候して家事全般をしてくれている人。
智之：「わたしが当選しましたあかつきには必ず宿題を半分にさせてみせます。どうか相馬智之、相馬智之に清き一票をお願いします」
武志：「智ちゃん、なんだい？それは？」
智之：「クラス委員が転校しちゃったから、補欠選挙やるの。俺、クラス委員に立候補したんだから。喧嘩の仲裁なら任せてといて下さい。正義の味方相馬智之、相馬智之に清き一票をお願いします」
もし、長太郎が学級長に立候補したら智之と同じような公約をするかもしれない。その時は宿題を半分ではくゼロにすると言いそうだが…。演じている役者が同じだったからといっても何の繋がりもない作品を結びつけるのはおかしい話だが、こうした想像をして楽しんでしまう。
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