柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

いつ、どこ?(ドラマを見て分かる設定8)

 閉じられた空間 結末のない話(ドラマを見て分かる設定2) - 柿の葉日記
で『俺はあばれはっちゃく』は現実と途中から月日の流れが対応しなくなっていくというのを書いたが、これは本来4月になったら2月の時点で5年生の長太郎たちが6年生に進級していなかったという理由からによる。
だが、カレンダーやドラマの中の月日は放映当時の1979年のものだった。
月日は現実のものと同じだったが登場人物だけの時の流れが止まった状態ということになる。
ちなみに2代目、4代目は6年生に進級している。

 また初代の舞台は東京ではないと登場人物の年齢・クラス・舞台の町設定(ドラマをみて分かる設定3) - 柿の葉日記で書いたが、第21話で長太郎がヒトミちゃんに手紙を書いた時の郵便番号が165で、第25話の伊豆の旅行で長太郎と別れる時のヒトミちゃんの言葉を踏まえると「美玉市」は東京都にあるという設定の架空の市という事が考えられる。

「じゃあ、また東京でね」

 だが、そうなると正彦が東京から転校してきたというのが不自然に感じる。原作では美玉市が東京と思われる記述はなく、こうした東京と思われる描写はドラマだけである。

 例えば私が昔住んでいた長野県などは長野市に住む人はともかく、私が住んでいた松本市などは長野県ではなく信州に住んでいるという意識が高く、長野といえば長野県ではなく長野市であった。ドラマの中で美玉市に住む人も同じような感覚でいるのかもしれない。また『すぐやる一家青春記』も舞台は東京なのだが、そこに住む人も東京という意識は低かった。と考えると郵便番号の165の疑問は残るが、初代の舞台も東京だと考えられる。

なお、実際のロケ現場は国際放映小田急沿線の付近で世田谷や鶴川、向ヶ丘遊園等であった。