柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

すぐやる一家青春記感想(智中心)

『すぐやる一家青春記』のDVDを買ってみました。目当ては吉田友紀さんでしたが、嬉しかったのは岡まゆみさんが出ていた事。私にとってはモグタンのお姉さん。あの声が懐かしい。他にも夏目雅子さんや木之内みどりさん、綺麗な人が多い作品でした。この作品の放映当時はまだ私は2歳〜3歳ぐらいだったので、初見になります。
 内容は、奥さんを亡くした男が息子3人、同居人の甥1人の五人の男所帯の相馬家の日常の話。五人の男のそれぞれに好きな女性に対する不器用な態度。住民に振り回されるすぐやる課の面々。普通の人達の織りなす日常ドラマだからこそ微笑ましく面白かったです。また、自分の家にあった冷蔵庫と同じのがドラマに出てきたのが懐かしかったです。

 吉田友紀さんが演じた相馬智之は、皆から「智」「智君」「智ちゃん」と呼ばれていました。演じている吉田さんの名前も「とものり」で島田歌穂さんは吉田さんのことを「トモ」と呼んでいるというのを知ってみると、役者と役の愛称が同じで役を離れてもそう呼ばれていたのだろうかと思ってしまいます。それとも、そんなことはなかったかな。末っ子で8歳の智(演じてた吉田友紀さんは当時10〜11歳)はまだ恋愛というのに無縁で、父親や、年の離れた二人の兄、同居人が女性に振り回されている様を一歩引いてみている感じ。おじいちゃんに対しても愛人のおしんさんに弱いのを見ては

「おじいちゃんは分かってないなぁ。女は怖いってこと」

という始末。
智自身はもてるようで

「僕なんかね、僕と結婚したがっているガールフレンドが三人もいるのに」

と言ってます。でも、だからといってそれに振り回されているのではなく、単なる自慢の範囲のようです。(この2年後に智を演じた吉田さんが桜間長太郎となって、ヒトミちゃんに振り回されるのはまた別のお話。本当に女は怖いってことを身をもって知るのですね)智は父親の再婚相手として浮上してくる千代さんの娘の由香ちゃんと仲良くなり、よく面倒を見てあげていじめっ子の上級生から体を張って守ったりします。

 また智は商魂逞しく、すぐ上の兄の瞳が監督している高校野球部の校旗を手作りしそれを級友に10円で売りつけたり、その部のエースの写真を女子高生に売ろうとしたり、瞳を煽ててたり、弱みを見てはお金をせびったり、鈴虫を捕まえて育てて増やして売ろうと考えたりします。そんな智ですが由香ちゃんと別れる時には自分の宝物をぶっきらぼうにあげます。お金に執着する智だからこそこの場面はしみじみと来ます。しみじみする場面といえば、最終回で相馬家の当主である祖父・儀平が家を売り、壊してマンションを立てようと頑固に意見を曲げなかったのが、智の一言でそれを思いとどまる場面。(孫に弱いお祖父ちゃんである。でも、智のあの言葉はやはりじーんとくる)

「お祖父ちゃんがこの家売っちまったら、死んだお母さんやおばあちゃんの匂いや、お祖父ちゃんの匂いもなくなっちゃうじゃないか。それでもいいのか」

 お祖父ちゃんの匂い。これが決め手。愛人のおしんさんの所にいって殆ど家にいないお祖父ちゃん。特に末っ子の智はお祖父ちゃんと過ごした時間が他の家族より少ない。そんな智からこんな言葉を聞かされたら、儀平じゃなくても気持ちが揺らいでしまうでしょうね。とにかく、智と麗子さんが可愛いくて、一郎さんのコミカルさ武志のお母さんぶりも良かったです。それから瞳の教え子の野球部員たちも。相馬家のある夏から秋にかけての日常を切り取ったほのぼのとしたドラマで私は好き。こういうドラマって今はもう作られないのかなぁ。

すぐやる一家青春記 DVD-BOX

すぐやる一家青春記 DVD-BOX