柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

新年あけましておめでとうございます

アバンタイトル

『賀正』と書かれた定式幕からスタート。黒子に扮した公一が幕を開けていくと、舞台の上には、着物を着た小百合、恵子ちゃん、袴を着た正彦、長太郎、着物を着たヒトミちゃんと明子のいつものメンバーが正座をして頭を下げています。金屏風を背に長太郎が新年の新年のご挨拶。

「明けましておめでとうございます。本年もよろしく、頼むわ」 

「よろしく」まではかしこまっていて、「頼むわ!」でいつもの調子に崩れる。それに合わせて公一が拍子をカンっと一つ。下手から、しめ縄をしたドンペイが登場してきて、舞台の上を走り回ります。もう、しっちゃかめっちゃか。

ドンペイの得意な顔がアップになり、長太郎が最後の締めの一言。後ろではヒトミちゃん達がキャーキャー騒いでいます。

今回の47話が放送された1980年の干支は申なのですが、ドンペイの登場もあって、今年2018年の戌年の新年に見るのに丁度よくなっていますね。

女の子たちの着物が綺麗で鮮やかで、着物に合わせて結った髪も可愛いです。

本編

富士山、しめ縄、門松、ドンペイの犬小屋にも正月飾りがあり、笛と太鼓の音が聞こえてきてお正月の雰囲気を醸し出しています。桜間家の玄関から出てきたのは羽織袴を着た父ちゃんと長太郎。笛と太鼓の音色は次第に出てきた二人に近づいてきています。玄関先にはドンペイが縄につながれて長太郎や父ちゃんの姿を見てはしゃいでいます。

父ちゃんが玄関先に戻り、母ちゃんとてるほを呼びかけ、長太郎は獅子舞の人達を待っています。ちょうど、母ちゃんとてるほも揃ったところで、獅子舞の人達も桜間家につき、獅子舞から顔を出して、父ちゃんとご挨拶。

「親方、おめでとうございます」

「いやあ、おめでとうございます。源之助さん、今年もパーッとやってくださいよ」

獅子舞をしている人を父ちゃんは「源之助さん」と呼んでいますが、これはオープニングのテロップに「獅子舞:松本源之助」と表示されているので、映像と検索したお写真を見て、江戸里神楽士師流家元4代目松本源之助さん、ご本人だと思われます。

4代目松本源之助さんは、大正13年東京に生まれ、息子の5代目松本源之助さんと共に江戸里神楽の発展、継承に貢献され、1984年に芸術祭大賞を受賞されるなど、数多くの賞を受賞されました。2004年11月11日に90歳で永眠されています。

江戸里神楽は、笛、太鼓、拍子の囃子に仮面をつけた無言劇のことで、今回の獅子舞は代表的なもの。

神楽は、出雲(島根県)を発祥にした民俗芸能で、鷲宮(埼玉県)を経て、江戸(東京都)へ来て、江戸時代中期におかめやひょっとこの面をつけた滑稽な面白さを出したものへと変化していったそうです。

4代目松本源之助さんは、第二次世界大戦終戦後、言葉の通じないアメリカ軍キャンプの慰問やフランスのキャバレー・ムーランルージュに1年間出演されたこともあるそうです。言葉の通じない外人相手に日本の伝統芸能をみせる。

なんだか、今回の『俺はあばれはっちゃく』の話に通じるところがあるように感じました。

4代目松本源之助さんの詳しい経歴などはリンク先で。

www.city.arakawa.tokyo.jp

 本職の方達が登場して、本物の獅子舞を見せてもらったのですね。長太郎がこの後、獅子舞の源之助さんに頭を噛まれますが、これも本当のゲン担ぎ。

さて、長太郎が獅子舞に噛まれているのを、襲われていると勘違いした白人の女の子が門松の竹で源之助さんを攻撃。この白人の女の子が今回の騒動の元です。

英語でまくし立てる女の子に何を言っているか分からない長太郎ですが、英語のヒヤリングが出来るてるほは、女の子の言っていることが分かって、勘違いしていると指摘します。

なんとか、女の子の騒動が収まり、部屋に入っていくと、女の子も一緒に入ってきてしまいます。しかも、土足で。長太郎が気が付いて注意しますが、外国人の女の子には家に上がるときに靴を脱ぐ文化がないので、知らないのですね。この前に、ヒトミちゃんとヒトミちゃんのママが長太郎の家に来たと思われる女の子を探して、大騒ぎ。佐々木先生、正彦、恵子ちゃん、明子、小百合、巡査の山本さんも巻き込んで人探し。

一方、桜間家では女の子にてんやわんや。唯一の頼りのてるほも友達と初詣に行くと逃げてしまいます。英語も分らない長太郎と父ちゃん、母ちゃんですが、父ちゃんは日米親交だといい、母ちゃんはジェスチャーを交えて、お雑煮を食べるか?と聞いてきます。

さて、お雑煮を3人前食べた女の子は長太郎と一緒に外に出ると、女の子が凧あげに興味を持って凧を奪ったり、それを長太郎がフォローしたり、神社にいくと女の子が破魔矢を勝手に手に取り、長太郎がお年玉で払う羽目に、神主さんの初釜も台無し、女の子が射った矢が初詣に来ていたてるほの髪の毛に刺さったりと大騒動。長太郎が文句を女の子に言うたびにキョトンとしているのが可愛い。

女の子にペースを乱されて天手古舞の長太郎のところに、女の子を探しているヒトミちゃんと正彦が合流。女の子の名前がエミリーで、ヒトミちゃんのお父さんの仕事の取引先のアメリカの女の子だと分かります。

エミリーは男の子に絡まれて、ヒトミちゃんが長太郎に助けを求めて長太郎が助けに入ります。しかし、二対一。正彦にも応援を頼みますが、正彦は及び腰。そこへ、山本さんがきて、佐々木先生、恵子ちゃん、明子、小百合も合流。長太郎は佐々木先生なら大学を出ているから英語が分かるという父ちゃんの言葉を思い出し、エミリーの英語が分からない佐々木先生に内心、大学出ていてもだらしがないとあきれ顔。

エミリーはヒトミちゃんと一緒に家に帰るのですが、家に戻ってきた長太郎はお正月から父ちゃんに張り倒してしまいます。父ちゃんが怒った騒動の殆どはエミリーが起こしたもので、長太郎はフォローに回っていたのですがね。

そこへ、エミリーがやってきて、父ちゃん達は歓迎するのですが、エミリーに振り回された長太郎はあきれ顔。ヒトミちゃんの家では、エミリーをもてなす為に洋風のお正月を演出して、パンやらお肉やらを用意、日の丸と星条旗を飾り付けて、とても日本のお正月と言えない雰囲気に。しかし、エミリーは抜け出して、桜間家でお節や雑煮を食べて、福笑いをして笑っています。そこへ、エミリーを探しに来たヒトミちゃんのママがエミリーがお餅を食べたことを知って、「可哀想」と言ったことから、父ちゃんが怒り、

「餅を食べて可哀想とはどういうこったい!」

 

ヒトミちゃんママも負けずに言い返す。だから、とばっちりが子どもにまで来て、長太郎に

「あそこのうちの子どもとは口を聞くない」

ヒトミちゃんと口を聞くななんて長太郎には、無理な話。それに、ヒトミちゃんは関係がないわけで。

さて、ヒトミちゃんのママに呆れているのは、長太郎達だけでなく、ヒトミちゃんのパパも同じ。ヒトミちゃんのママに苦言を呈するも、一蹴されて、そこにヒトミちゃんがエミリーがいなくなったと告げ、今度はヒトミちゃんとヒトミちゃんのパパで桜間家にいきます。

文句を言われると思ったのが、ヒトミちゃんのパパは一緒にお餅を食べて日本のいつものお正月を過ごしたいと申し出。そこで、エミリーが日本に来たからこそ、日本のお正月を楽しみたいことを知り、ヒトミちゃんのママに遠慮をしていたことを知って、ヒトミちゃんが長太郎の知恵を頼ります。そこで、公園で長太郎がベンチの上で逆立ち。私はこの逆立ちが『俺はあばれはっちゃく』の中ですごい逆立ちだと思いました。

エミリーは公園で、公一、正彦、恵子ちゃん、明子、小百合と羽子板をして遊んでいて楽しそう。長太郎の作戦には、このメンバーも交じって、獅子舞になってヒトミちゃんの家に行って、ヒトミちゃんのママも脅かします。

日本のお正月らしさをヒトミちゃんのママに思い出してほしかったのかな。今度は長太郎が獅子舞をしますが、本職の4代目松本源之助さんが出演されていますから、獅子舞の指導を少しはされたのではないかな?って思ったりもしています。

何よりも、エミリーの気持ちを無視したヒトミちゃんのママに効き目があったのは、長太郎とヒトミちゃんの言葉よりも、片言のエミリーの日本語の

「ママさん、英語、ぜんぜんダメね」

かなって思います。

ヒトミちゃんのママのもてなす相手の心を見ない思い込み、自分が短大を出ていて、12話で英会話を学んでいて、英語が通じて、アメリカ人のエミリーがホームシックにならないようにアメリカの食事を用意して、エミリーの気持ちを分かったつもりになって、エミリーとちゃんと会話、コミュニケーションをしなかったから意思の疎通が出来なかったことによるヒトミちゃんのママ相手に起きたエミリーの暴走。

ちょっと、長太郎が閃いたやり方での、ヒトミちゃんのママへの懲らしめというか、エミリーの気持ちを知ってもらうやり方にはヒトミちゃんのママが可哀想に感じてしまうのですが、一方的に相手の言葉を聞かずに相手の為と思って突っ走るのも考えものだなって思いました。

騒動が終わって、美玉神社でお祓いをするのですが、エミリーが最後の一暴れをして、長太郎にとばっちり。

お正月も賑やかに過ぎていきました。