柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

長太郎の浮気

『俺はあばれはっちゃく』41話「正義のワナだ」1979年11月29日放送

アバンタイトル

書き割りのクラスメイトを「ゴルゴはっちゃく」と後ろに書かれた背広を着て、長太郎が射撃をしています。

正彦達を撃ち抜いて、間違えてヒトミちゃんを撃ち抜き謝る長太郎をニヤニヤして見ている公一。

公一が片目に眼帯をしていますが、本編の公一もしています。

この時期、公一役の妹尾潤さんが他のドラマでも眼帯をしていれば、妹尾さん自身の目に何かものもらいがあったのかなって思います。

本編

長太郎が夢の中で西洋の王子様の格好をして、姫になったヒトミちゃんを悪党の正彦から助ける夢を見ています。

夢の中で正彦に酷い目にされて、うなされて、それが寝言になり、てるほや父ちゃん、母ちゃんが心配して駆けつけています。

翌日、学校の教室で夢の話をする長太郎。

この教室は、これまでの話で出てきた教室とは違っていて、セットみたいです。

『俺はあばれはっちゃく』の教室は、日曜日に学校を借りて撮影していて、途中で借りる校舎が変わっているのですが、この話では長太郎が夢の話をヒトミちゃん、公一、正彦、恵子ちゃんに話しているところだけは、セットの教室を使っているのかな?って見ていて思いました。

長太郎の夢にダメ出しをする正彦とヒトミちゃん。

このヒトミちゃんの強気な態度は、長太郎の気持ちは自分のものだっていう自信からくるものなのですが、今回はその自信がぐらついてヒトミちゃんの気持ちが揺れ動きます。

それは、この後長太郎が出会う、ノリコちゃんのせい。

花屋のノリコちゃんの配達の花を台無しにして、ノリコちゃんの母親がやっている花屋に来た長太郎は、父ちゃんと鉢合わせ。

そこで、ノリコちゃんのお母さんが父ちゃんの幼馴染で初恋の人だと分かります。

今回は、珍しくヒトミちゃんの長太郎への気持ちの揺れ動きが見れますが、初恋の人と再会した父ちゃんに対して母ちゃんが焼きもちを焼くという大人の複雑な恋愛感情も見られます。

長太郎は夢の内容をヒトミちゃんにこっぴどく否定されて、ノリコちゃんに気持ちが傾き、また、ノリコちゃんの家が借金取りに酷い目に合わされていることから、ノリコちゃんの為に奮闘します。

酷いことをされている人を見捨てられない気持ちと、ノリコちゃんへの好意が長太郎をヒトミちゃんからノリコちゃんへと心が動いています。

父ちゃんも借金で困ってるノリコちゃんの母ちよさんのことが気になり、話を聞いたりして、それを塾帰りのてるほに見つからり、母ちゃんの怒りを買っています。

長太郎はともかく、父ちゃんはちよさんに現在は恋愛感情がないので、母ちゃんやてるほの勘繰りに腹を立ててしまうのですね。

長太郎がノリコちゃんにかまけている間に、ヒトミちゃんの方は情報屋の公一からの報告で、ノリコちゃんと仲良くなっていく長太郎に複雑な気持ちを見せています。

ノリコちゃんに対して、気の強い言葉を投げかけていても、本当は傷ついた気持ちを隠しているようです。

長太郎も公一からヒトミちゃんのことを聞いても、ノリコちゃんのことやノリコちゃんの家のことが気にかかり、素っ気ないです。

今まで、ヒトミちゃんの為なら、なにがなんでも優先していた長太郎。

ヒトミちゃんの長太郎の夢を聞いた時の強気な態度から、不安定になるヒトミちゃんの心などが、これまでの定番を覆していて面白いです。

強気で出てきたノリコちゃんが見せる可愛らしさ。長太郎にヒトミちゃんのことを聞いて、なんとも思ってない、と聞いて微笑んだところが女の子だなって思いました。

長太郎とノリコちゃんは、別れてしまうのですが、この二人の別れが切なく、そしてノリコちゃんと別れて泣いている長太郎を受け止めてくれるヒトミちゃんの存在がとてもしいです。

 「泣いている長太郎君は嫌いよ」 

長太郎が最初で最後、ヒトミちゃん以外の女の子に気持ちが動いた ちょっとドキドキした話でした。