柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

ヒトミちゃん芸能界デビュー?

アバンタイトル

柔道をしているところから。長太郎、強いですね。公一の後にヒトミちゃん。ヒトミちゃんの柔道着の上着が脱げて、上半身がプラジャーだけになってしまう。それを指の隙間から見ているという。その姿、ヒトミちゃん役の早瀬さんも、少し恥ずかしかったんじゃないのかな。

本編

写真屋さんに正彦が撮影した写真を取りにきた正彦達に出会った長太郎は、写真屋さんに正彦、ヒトミちゃん、公一、明子、小百合と一緒にいきます。

すると、正彦が撮影したヒトミちゃんの写真が、写真屋さんに飾られていて、正彦は写真屋さんに褒められて、自分のカメラマンとしての才能があると喜ぶのですが、長太郎は、モデルがいいと言って一蹴します。

この写真がきっかけで、ヒトミちゃんが男子生徒に人気が出てきたので、長太郎はヒトミちゃんのファンクラブを作り、撮影会などを始めるのですが、これがきっかけで、ヒトミちゃんは、女友達の恵子ちゃん、明子、小百合達との仲にヒビが入ってしまいます。

最初は、学校内でのファンクラブでの盛り上がりが、雑誌のモデルの話がきて、ヒトミちゃんが芸能界デビューをする話が出てきます。

長太郎は、ファンクラブの会長として忙しくなるとほくそ笑みますが、てるほは、芸能人として、全国で有名人になっていくヒトミちゃんが遠い存在になってしまうことを指摘します。

母ちゃんは、モデルになると結構なお金を稼ぐことをいい、父ちゃんは子どものうちからお金を稼ぐことを覚えることなく、伸び伸びとしていろ、といいます。

長太郎やヒトミちゃんを演じている吉田友紀さんや早瀬優香子さん達は、子役で子どもの頃から芸能界で働いている訳で、この話の脚本を覚えていた当時、どんな気持ちで父ちゃんの台詞を読んで、聞いていたのかな?って思ったりもします。

長太郎がファンクラブを作ったことで、ヒトミちゃんの人気は大きくなり、教室の机には、プレゼントがいっぱいに置かれますが、ヒトミちゃんにはとても迷惑で、元凶の長太郎に、どうにかしてと怒ります。

その横で、恵子ちゃんが嫌味をヒトミちゃんに言っていて、ヒトミちゃんが男子達に人気があることが、ヒトミちゃんが恵子ちゃんや明子、小百合から仲間外れにされるということに、ヒトミちゃんはショックを受けますが、そこで仲間外れして嫌味をいう恵子ちゃん達に強がりを言ってしまうヒトミちゃんの気の強さと受けたショックの大きさを感じます。

ヒトミちゃんに対する恵子ちゃん、明子、小百合の態度は、言葉だけだと、意地悪には聞こえないのに、その口調や目つき、表情ですごく威圧感があって、それも、ただの嫉妬ではなくて、長太郎が急にヒトミちゃんを連れ出して、撮影会をしたことで、結果的に先に約束をした恵子ちゃん達の約束を破ってしまったことが発端だったというのを見ていると、女の子達の仲が壊れるきっかけがリアルだなって感じました。

恵子ちゃん達から冷たくされて、モデルの仕事を引き受けるヒトミちゃんですが、東京に母親と2人で引っ越して、モデルの仕事をする為に転校する事を知って、モデルの仕事を辞めると長太郎に伝えて、逃げることを告げます。

ここでは、長太郎がヒトミちゃんが芸能人になって、別れる事を受け入れていて、かなり気障な別れの言葉を言うのですが、これが最終回での態度と違うので、この長太郎のヒトミちゃんとの別れをすんなり受け入れるのが、転校して離れても芸能人として、ヒトミちゃんを離れてしまっても、見ることが出来るという安心感もあって、別れを受け入れられたのかな?って思ったりもします。

ヒトミちゃんがモデルの仕事を引き受けた裏には、恵子ちゃん達との関係があり、自棄から引き受けたものの、モデルの仕事の話が本格的になったことで、ヒトミちゃんは、みんなとこれまで通りにしていきたいからと、モデルの仕事現場から心配してきた長太郎に連れて逃げてと懇願します。

長太郎が撮影現場にきて、大人達に追いかけまわされた時に、

「長太郎君をいじめないで!」

と言ったヒトミちゃんを見て、大人だらけの仕事場で、初めてのモデルの仕事で不安だったヒトミちゃんにとって、長太郎が来てくれたことは、とても安心した出来事だったんだと思いました。

ヒトミちゃんの気持ちを確認して、長太郎とヒトミちゃんの大脱走が始まります。

この時にBGMで流れたのが『はっちゃくまっしぐら』です。

この『はっちゃくまっしぐら』と『はっちゃくひとりうた』の挿入歌は、この39話の放送日の1979年11月10日にレコード発売されていて、『あばれはっちゃく』シリーズの最初の挿入歌になります。

長太郎とヒトミちゃんが撮影所から逃げるのに、ぴったりな歌です。

脱走に成功して、ヒトミちゃんが長太郎に、恵子ちゃん達のところに行こうと長太郎に提案すると、長太郎がヒトミちゃんに

「お前、まだ懲りないのかよ」

って言うんですが、長太郎がヒトミちゃんに呆れて、「お前」呼びするのは、珍しいなって思いました。

長太郎の暴走と、正彦の写真から、ヒトミちゃんが意図しない人気が出て、恵子ちゃん達から嫌われて、ヒトミちゃんが困惑し、意地悪されたことから張り合うように、ヒトミちゃんがモデルの仕事を引き受けて、ヒトミちゃんのお母さんが芸能界デビューに食いついて、張り切ってしまったヒトミちゃんの心境を考えると、ヒトミちゃんの意思を無視して、どんどんと事が大きくなっていくことの怖さを感じましたし、長太郎も学校のアイドルから、全国のアイドルになっていくヒトミちゃんの存在をてるほから忠告されるまで、意識していなかったところで、小さな世界から大きな世界へ移ることへの自覚が、最初の2人には足りなかったようにも見えました。

それが、転校して本格的に芸能の仕事をするという話を聞いて、ことの大きさを実感したヒトミちゃんの動揺に出ていたと思います。

人気が出て、有名人になってお金を稼いでも、友達と疎遠になったり、別れたり、遠い存在になるのは、淋しくて、有名になるよりも大事なものがあるんだなって感じた話でした。