柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

親分の責任

アバンタイトル

今回は、クラスメイトのみんなとモグラ叩き。最初は、普通に長太郎が、ヒトミちゃん、公一、正彦、恵子ちゃん、明子、小百合に囲まれ声援を受けながら、モグラ叩きをしているものの、長太郎の見ているモグラが、恵子ちゃんになり、公一、正彦、小百合明子、ドンペイに見えていき、それでも長太郎が叩いていくものの、ヒトミちゃんに見えるモグラは叩くことが出来ず、これはインベーダーの時と同じですね。

やはりのゲームが人に見えて、長太郎がヒトミちゃんにだけは攻撃が出来ないという、長太郎の弱点をゲームで表現しています。

本編

脚本は田口成光さん、監督は川島監督。

登校途中にある、柳の下を通ろうとしている公一に声をかける長太郎。柳の下では、親指を握り隠して、息を止めて通らないと呪われるという、ヒトミちゃん達の話を真に受けている公一を笑い飛ばす長太郎。

柳の下を通る話を見て、思い出したのが小学生の時にあった校庭にあった柳の木でした。私の小学校にも同じような話があって、息を止めて素早くその柳を通り過ぎていたものでした。小学2年生とはいえ、なんで信じていたんでしょうね。

さて、ドラマに戻って、柳の下を通り過ぎようとして、公一の言うことを無視して通り過ぎようとした長太郎がタクシーにひかれかけ、ボールが当たってしまって、公一は長太郎に、呪いがあると話しますが、長太郎は偶然だと片付けます。

教室につけば、恵子ちゃんが悲鳴をあげて教室に入り込んできて、音楽室で誰もいないのにピアノの音がすると駆け込んできます。柳の下の呪いの件の次は音楽室の勝手になるピアノです。長太郎が音楽室でそのピアノを弾く幽霊をやっつけるために、ピアノの音がする音楽室に駆け込んでいき、ピアノを弾く人影を攻撃しますが、ピアノを弾いていたのは正彦。音楽会のために練習していたとのこと。確かに正彦は初登場の2話でピアノが特技で披露していましたね。

音楽室の入り口では、ヒトミちゃんと恵子ちゃん、明子、小百合が大笑い。どうやら、長太郎は彼女達にいっぱい食わされたようです。朝の公一の柳の下の呪いの話もヒトミちゃん達の話が発端だし、女の子達にいいようにされて笑い者になり、まんまと騙された長太郎が、怒って仕返しを始めます。

ヒトミちゃん達が噂をしている柳の下で三つ目女になって、夜に待ち伏せをするという。長太郎がこの三つ目女に化けるために、てるほの服や母ちゃんのメイク道具を使っているんですが、母ちゃん、つけまつげを持っているんですね。

まんまとヒトミちゃんにやり返した長太郎ですが、ヒトミちゃん達が佐々木先生を呼んできて、逃げる途中で「タロウ」と名乗る年下の子とあって、子分にして欲しいと言われます。急いでいる長太郎は、その子を身代わりにして逃げるように指示。長太郎は、タロウを追いかけている佐々木先生達を追いすごして出て行きますが、そこで躓いて、水溜りにはまり、てるほの服を台無しにして家に戻ってきて、案の定、てるほを筆頭に家族から怒られます。

このタロウと出会ったのが、今回の長太郎の災難の一つになります。今回のゲストはタロウとその父親の長太郎をひきそうになったタクシー運転手なのですが、タクシー運転手を演じていたのが野呂圭介さんなんですよね。

野呂さんと言えば、思い出すのが『元祖!ドッキリカメラ』です。この番組を知らない若い人達でも、相手を騙す「ドッキリ」を知っていると思いますが、今回の長太郎がヒトミちゃん達に騙されたのも、長太郎がやり返すのも『ドッキリカメラ』を思い出させるので、ゲストの野呂さんに合わせたものかなって思います。

翌日、学校で佐々木先生が、昨夜の三つ目女の騒動のことを持ち出して、人を驚かしたり、騙すことを諭します。

下校中にタロウがタクシーをペンキで塗っているのに出会い、ペンキ塗りを注意しますが、頼まれてやっているというタロウの言葉を真に受けて、タクシーの運転手に怒られてしまいます。母ちゃんが平謝りをして、ペンキを落とす代金を払うことに。

長太郎は自分を騙したタロウを追いかけて、その先でタクシーの手入れをしていたタクシー運転手と出会います。ここで、タロウとタクシー運転手が親子だとわかり、タロウもアユミという女の子だと分かります。

長太郎とタクシー運転手の父親が揉めている間に、アユミはタクシーのカーラジオをつけ、運転を始めます。長太郎とタクシー運転手の父親は大慌て。カーラジオからは、さだまさしさんの『関白宣言』が流れています。

アユミは女よりも男の方がかっこよくて、憧れていて、長太郎のようになりたいと言いますが、アユミの父親は最初の子は男の子だと思って育ててきたけど、女の子らしくして欲しいと長太郎にお願い。

女の子よりも男の子の方がかっこいいと思っているアユミ。この価値観って、女の子よりも男の子が優遇されているというのを見てきたり、女の子で損した体験からきているんだろうなって、長太郎との会話から感じるんですよね。

女の子を懲らしめるというアユミは長太郎以上のいたずらをやり始め、それはアユミの親分にされた長太郎の責任になっていきます。ヒトミちゃんや父ちゃん、アユミの父親からのお願いも合わさり、長太郎はアユミを男の子に憧れているのから、女の子に憧れるようにと作戦を考えます。

作戦は、簡単なもので女の子の強さを見せつけて、長太郎への憧れを取り除くこと。

このアユミが出てきてからは違うんですが、そもそも事件の元を作ったのが、ヒトミちゃん達が長太郎を騙して笑い者にしたことから始まっていて、アユミが勝手に暴走した責任を長太郎が取って、長太郎が痛い目にあってしまうのって、なんだか理不尽だなって思います。

最終的に長太郎の弱点であるヒトミちゃんが出てきて、アユミの気持ちを変えてしまうところは、アバンタイトルでのモグラ叩きで示された、ヒトミちゃん最強説が本編でも強調されているなって思います。ヒトミちゃんが長太郎を痛めつけて、アユミが男よりも女だと走り去っていった後で、長太郎を気遣い、痛めた体を心配してさすって声をかけるところにヒトミちゃんの優しさを感じます。

性差で感じる男女の損得、かっこ良さというのは、今の時代にもありますが、いつの時代にも隣の芝生は青く見えていたりするのかなとか、1979年代は女が強くなっていった時代でもありながら、まだ男性に比べて女性の立場が弱かった時代でもあったかなって思い出したりもした話でした。

長太郎が三つ目女になって、ヒトミちゃん達を驚かした以外は今回は長太郎は殆ど悪くないのに、責められたり、痛めつけられたりしたのは気の毒だと思いつつ、自分が知らない所で、しぶしぶ子分にしたアユミの行いの責任を取った今回の話は、親分、上司になって責任を持つことを伝えてくれた話だと思いました。