柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。

ヒトミちゃんのペンフレンドがやってきた

アバンタイトル

長太郎がマンホールで金魚を釣っていて通行人の人達から注目を浴びていてます。

不思議そうに見られてご満悦な長太郎。そこで、種明かし。公一がマンホールの中で仕掛けていたのですね。

本編

恵子ちゃんとヒトミちゃんが写生をしています。

ここでヒトミちゃんが恵子ちゃんに中学生のペンフレンドの山川信如からの手紙と同封されていた写真を見せます。

この信如が使った封筒が白い縦長で筆であて先を書いているので、落ち着いた大人からの手紙の印象を受けます。少しですが、ヒトミちゃんへの住所もこの封筒から、読み取れて、「神奈川県」という文字を確認できます。

前回の浜降祭と合わせて考えても、『俺はあばれはっちゃく』の舞台は神奈川県であると考えられます。

信如の書いた詩といいますか、短歌?ポエムの朗読が入って、写真の中の信如が浜辺を走っているんですが、ヒトミちゃんも恵子ちゃんも、ちょっと発想が古風な感じがします。恵子ちゃんに、口止めをしたヒトミちゃんですが、木の上から公一の声が!

いつからそこにいたんだ!公一ってわけで、長太郎に報告へ行きます。

頼まれてもいないのに……。

しかも、長太郎がヤキモチを妬くように、尾ひれをつけてからかうように話すものだから、ホースで水をかけられてしまいます。

さて、場面は変わって一人の男の子がバスで降りてきて、そこにきた長太郎に道を尋ねます。

この男の子がヒトミちゃんの家への道順を聞いてきたもんだから、長太郎は慌てて一緒に案内も兼ねて一緒にヒトミちゃんの家に行くんですが、ここでこの男の子がヒトミちゃんのペンフレンドの信如だと判明します。

中学生だと思っていた信如は、長太郎たちよりも1学年下の小学4年生。

写真の信如に夢を抱いていたヒトミちゃんは、写真が違う人であったことにショック。

恵子ちゃんになんて言おうと困ってしまいます。一方で、長太郎は安心しているのですが、年齢が近い方が心配にならないのかなあ。ヒトミちゃんの好みが年上の人であるのは、これまでの佐々木先生の恋愛騒動でも判明しているので、長太郎の中では年下はヒトミちゃんの恋愛対象外だから安心しているのでしょうかね。

信如からヒトミちゃんとの関係を聞かれた時にも、ボーイフレンドと言い掛けて、クラスメイトと言いなおしたりして、長太郎の動揺や心の揺れを感じます。

夏休みを利用して、ペンフレンドのヒトミちゃんの家に来た信如ですが、ヒトミちゃんの飼っていた金魚が死んだので、ヒトミちゃんの玄関先でお経をあげて、ヒトミちゃんのお母さんから怒られて追い出されてしまいます。

この信如はお寺の子で、写経も書いているから、筆で達筆な字も隠し、お経もあげてしまいます。礼儀正しく真面目なんですが、少しずれているんですね。

追い出されて行くあてがないから、旅館に泊まると言い出すから、長太郎が家出少年って騒がれたらどうする!常識を考えろ!と信如に言い出します。

年下の子に振り回されて長太郎が常識を言い出すのは、これまでも、また、この話の後もあるのですが、いつもとは違う感じがして面白いですね。

今回の話は、定番の台詞に対しての崩しが入って突っ込みがあります。

信如を自分の家に連れてきた長太郎。夕食の席で父ちゃんと大喧嘩。

「父ちゃん、情けなくてな…」

「何が出てくるんだ」 

 信如の父親の和尚さんが迎えに来て、ヒトミちゃんと長太郎と公一が信如の家に行くことになりますが、信如の父親の弁慶さんからこき使われて、長太郎がとっちめてやろうと逆立ちしてアイディアを閃こうとするまえに、公一が

「ひらめいた!」

「公一、それ俺のセリフ」

弁慶さんが40を過ぎて生まれた信如に対して、めちゃくちゃ甘く育ているので、長太郎たちは文句をいうんですが、信如は甘やかされることが大嫌いで、悪いことをしたら怒ってほしくて、いろいろしても弁慶さんは怒らない。

長太郎の家で父ちゃんが長太郎に怒っているも羨ましがるくらいです。

この話を見ると、親が子どもを大事にするのってどんなことなんだろうって思うんですよね。弁慶さんのように欲しいものを買い与え、何でも許して、何でもしてあげることが大事にすることなのか、長太郎の父ちゃんのように子どもにちゃんとした人間になって欲しくて、怒ったり手をあげることがいいのか。

父ちゃんも時々、八つ当たりで長太郎に叱るのではなくて、怒りをぶつけるだけの時がありますからね。

子どもの成長のために叱るのと、怒りをぶつけるのは、似て非なるものであるし、この感情の違いというか、コントロールは大人だって難しいなって感じます。

本当の父親なら、子どもが悪いことをしていれば本気で叱る、怒るのが本当の父親だとこの話の中で、長太郎も信如もいいますが、よその子をこき使い、自分の子どもした悪いことをちゃんと見ないで甘やかすのは、確かに、どうよって思いますね。

それを子どもの信如が良しとしないで、不満に感じて何度も父親の弁慶さんを試すというのは、やや非常識に見えていた信如がまともな神経を持っていたと思えます。

信如は母方の祖父母と一緒に暮らしていて、祖父母が亡くなって弁慶さんに引き取られたので、弁慶さんと一緒に暮らすまでの間に、過保護すぎるのはよくないという価値観が培われたのだと思います。

長太郎や信如からの弁慶さんの態度に対しての拒否は、弁慶さんの考えを変えていきます。

ヒトミちゃんのペンフレンド騒動で始まった話で、ヒトミちゃんと信如から迷惑をかけられた長太郎ですが、長太郎が信如を引き取ったあたりから、ヒトミちゃんと長太郎の立場が逆転したようで、信如の家でヒトミちゃんもこき使われることに謝る長太郎に人の良さを感じます。