柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。

次郎君の物語

私にとって『鉄人タイガーセブン』は吉田友紀さんが演じた青木次郎君の物語である。だから、私にとっての名場面とか泣けてしまう場面はその殆どが次郎君絡み。なにしろ、『タイガーセブン』に興味を持った理由が吉田友紀さんが出演していたからで、その見る動機自体から私の視点は既に次郎君にあったとしかいいようがない。

『俺はあばれはっちゃく』での桜間長太郎が吉田友紀という役者で長太郎役以外しか吉田さんを知らなかった私が『俺はあばれはっちゃく』のDVDを買って、「へぇ〜。長太郎以外にもそれ以前にいろいろと演じていたんだ」と知った頃にyoutubeで『タイガーセブン』を見つけ、何話か視聴していた時に第6話の次郎君の話す声を聞いて、可愛いと感じ、その後、動画が削除されてしまったのもあって、続きが気になりDVDを中古だが買ってしまった。

次郎君の可愛い声が忘れられなかった。とても可愛かった。弁解気味に付け加えておくが話自体も私の好みだった。周囲から理解されない孤独。寂しさ切なさ。次郎君が常に剛の味方であったというのが、私は好きだった。

「どうして謝るの?剛兄ちゃんちゃんと助けに来てくれたじゃないか」「北川さんが剛兄ちゃんをいじめるからだ。剛兄ちゃんが死んじゃったらどうするんだよ」「剛兄ちゃん、僕が見える?」「ミノムシ原人、そんなの怖くないよ。今助けてやるからな」「剛兄ちゃん、強いっていいことだね。強ければ誰にもいじめられないもん」

次郎の言動は可愛くて優しくて頼もしくてこの子がいなかったら、剛はもっと寂しかったんじゃないのかなって思った。それは、多分に脚本とか演出とか、そういうキャラクター設定というのもあったのだと思うのだけど、私は当時7歳だった吉田友紀さんの可愛い声と優しくも頼もしいその台詞の喋り方がとても印象に残って好きになっていた。実際、吉田さんは役を超えて剛役の南城さんに懐いていて「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と慕っていたという。きっと、可愛かったんだろうなと思う。

『タイガーセブン』の次の年1974年に公開された『教室205号』に吉田友紀さんは明君役で出演しているが、この明君も人懐こい可愛い男の子だった。梅地徳彦さん、小松陽太郎さん、岡野すすむさん演じる3人のお兄ちゃん達に可愛がれ、懐いていた明君。次郎よりももっと無邪気な子だったけれど、4人の中で一番寂しい子だったけれど、明るくて素直で正直で一番我慢強い子だった。明君の事は今でも思い出すだけで(例えではなくて)涙が出てきてしまう。

私が吉田友紀さんを好きなのもあるだろうが、次郎君も明君も吉田さんが演じたからこそ、私の心の中に明るくて優しい子として残っているんだろうなと思う。