柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

吉田友紀さんと島田歌穂さんについて思う事

「今、この年になって思うのは、大人がいかにフォローしてくれていたかってことですよね。(中略)東野さん、久里さん、山内さんには感謝しています」

DVDの解説書の吉田友紀さんのインタビューのこの文章を読んだ時に思ったのは、何でそう思えるのだろうか?ということでした。私は吉田さんは長太郎を演じていた当時既に凄い演技力があったように感じています。実際、吉田さんの演技を称賛する声というのはネットを見ていると頻繁に出会います。

最初っからこの考えや思いがあった訳ではなく、次第に段々と分かってきたのだとしても、その考えや思いに至る事が出来るのは、そもそも、そういった考えや思いを抱けるだけの下地があればこそだと私は思うのです。長太郎の姉、てるほを演じた島田歌穂さんもまた、次のように語っていています。

「お芝居をして、歌って、踊って、好きなことを楽しくやらせてもらっているうちに気がついたら30年経ってしまって本当に幸せだなと思います」

なんというか、自分達がその仕事をしている事に対しての感謝の気持ちがあり、常にそこで学ばせて頂くという姿勢が吉田さんや島田さんの言葉から感じるのです。お2人ともに幼い頃から芸能界に身を置き、共に素晴らしい表現者だなと私は素人ながらに思うのですが、なんというか、謙虚さを忘れていないというか、あれだけの演技が出来ればもっと、こう、「出来るんだぞ!」と思ってもいいような感じがするんですが……。

いや、「出来るんだ」という自信もあるだろうなとは思うんですが、それよりも、「させて頂く」「学ばせて頂く」という気持ちの方が大きいのかなって感じるのです。繰り返しになりますが、例え一時期その謙虚さや周りに対する感謝を忘れていたとしても、成長していく過程でそれに気づき感謝をする事が出来る人というのは凄い人なのだなと、そして、そこに留まることなく上を見ているからこそ、そういう考えや心鏡になるのかなと思ってしまうのです。

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