柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。

二人の立場

この間、テレビでマライアキャリーさんとその旦那さんのニックさんについて紹介していたのを見て、長太郎とヒトミちゃんを思い出しました。マライアキャリーさんの旦那さんは彼女の大ファンで彼女の言う事ならなんでも聞いてしまうのだそうです。どんなに無茶な事でも、彼女の言う事なら、最終的に聞いてしまう。それは、まるでヒトミちゃんの言う事なら、どんなことでも聞いてしまう長太郎と似ているような気がします。

第39話で恵子ちゃん達から仲間はずれにされたヒトミちゃんがそれに対抗するかのように、モデルの仕事を引き受けた時に「長太郎君、一緒にきてくれるでしょう?」とすがるような目でお願いされて長太郎は自分だけを頼ってくれたのが嬉しくて大はしゃぎしています。第5話でも誤解から正彦を殴りヒトミちゃんから「嫌い!」と言われた時も、ヒトミちゃんと正彦が去った後に悪態はついたものの結局、暴力を振るわない約束をして、それをヒトミちゃんから解禁されるまで守り通しています。くだらないとか、興味がないと言いながら、第19話で子牛が生まれた記事をヒトミちゃんが興味を持てばすぐにそれに賛同するし、七夕の竹の幽霊騒動の時も「そんなにその竹が欲しいのか?」と聞いてやはり、ヒトミちゃんの為にその竹を手に入れてきます。

とにもかくにも、長太郎の行動の基準は第1話からヒトミちゃんで、ヒトミちゃんの為なら、なんでも、どんな事でもするのが「俺はあばれはっちゃく」の長太郎でした。長太郎がヒトミちゃんの為に動かなかったのは第41話くらいなもので、ノリコちゃんと知り合ってノリコちゃんの事だけを考えていた時は、公一から「ヒトミちゃん、元気ないみたいだよ」と報告を受けても、つまらなそうに「あ、そう」と横を向いてしまったほど。ノリコちゃんの家の借金の問題も片付いてノリコちゃんが長太郎の元を去って全て終わった後で、ヒトミちゃんが出てきてノリコちゃんとの別れに泣く長太郎を慰めてくれた時に長太郎が「じゃあ、許してくれるの?」とヒトミちゃんに問いかけますが、以前も書いたようにこの台詞は二人の関係からみると、実に不思議な台詞に感じます。

長太郎はずっとヒトミちゃんを好きですが、ヒトミちゃんの方はそうではなく、最初の頃は殆ど相手にしていません。それが、次第に第16話辺りから、なんとなくヒトミちゃんが彼女気取りな所が出てくるのです。(第3話で恵子ちゃんと仲良くしている長太郎に怒る場面もありましたが)第16話で長太郎に助けてもらった辺りから、ヒトミちゃんの中で長太郎を意識し始めていたのでしょうか。助けてもらった後でプレゼントをあげていたり、次の第17話ではあからさまにタマエに焼きもちを妬いていて、第18話では正彦にカンニングの疑いをかけれた長太郎を「私は信じるわ。だから、喧嘩はしないで」と長太郎を庇い、第19話でも先生や両親、自分の母親に叱られる長太郎を庇っていて、第11話で長太郎を無視したヒトミちゃんと同一人物とは思えないほど長太郎に対して優しくなっています。

第3話で沢山のラブレターのコレクションを長太郎に見せつけていたヒトミちゃん。もていたヒトミちゃんにとって長太郎はその中の自分のファンの大勢の一人に過ぎなかったのかもしれませんが、いつしかどんな時でも自分の味方でいてくれる、助けてくれる長太郎がヒトミちゃんの中で大きな存在になっていたのかもしれません。ドラマの中のヒトミちゃんにとっては、長太郎は自分を好きでいて当たり前の存在だったのだと思います。でも、そうではなくなった時、それが当り前ではなくなりそうになった時に不安になって怒ったり、焼きもちを妬いてしまっていたのだろうと思います。

原作の長太郎もヒトミちゃんを好きなのですが、ドラマの長太郎ほど一途ではなくてどちらかというと原作ではヒトミちゃんの方が長太郎を意識しているように感じます。長太郎がてるほの友人のマユミさんと仲良くしているのを見て不機嫌になったり、そんなヒトミちゃんを見て長太郎がドラマとは違って「へ、焼きもち妬いてら」と言ったり、ヒトミちゃんの方で「私、桜間長太郎君を気に行っています!」と宣言したり、「将来、お嫁さんになることはあると思いますけど!」と父ちゃんにいってみたりしているので、それを聞いた長太郎がびっくりしていたりするので、ドラマとは長太郎とヒトミちゃんの立場が違うと感じ、ドラマと原作で微妙に世界が違うなと感じます。

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