柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

子供の為のドラマ

私が子供頃は『俺はあばれはっちゃく』に代表されるように、特撮でもアニメでもない子供を対象とした30分程度の児童ドラマが沢山放送されていて、私はそうした作品が好きでした。石森先生原作の『がんばれ!!ロボコン』や『ペットントン』等を放送していた東映不思議コメディーの作品、『あばれはっちゃく』シリーズ『ケンちゃん』シリーズ『コメットさん』等を作っていた国際放映。こうした児童ドラマは児童文学や石森先生、横山光輝先生の作品を原作としたのが多かったです。ケンちゃんシリーズはいろいろなシリーズがありますが、私が覚えているのは過去にも書きましたが『ケンちゃんチャコちゃん』だけでした。『コメットさん』は大場久美子さんのコメットさんで私も妹も可愛いコメットさんが大好きでした。妹の卒園文集には「おおきくなったら、コメットさんになりたい」と書いてあったほど。

不思議コメディーで私は特に『ペットントン』が大好きで、学校でペットントンごっこといって、体育座りをした形で上着で足を隠してペットントンのようにして(説明が難しい)遊んだりしました。この、遊び、違う土地でもペットントンを見た人達はかなりやっているのを後にネットで知ってびっくりしました。
全国でペットントンの真似をした小学生達が同じ発想をしたのかな?当時はネットがなかったし。
私は自分から折り方を考えておりがみ作品を作るのを趣味にしていて(最近は、忙しいのでご無沙汰しているのですが)それで、ペットントンを創作した事があります。これです。ペットントンだと分かりますか?

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創作折り紙ペットントン

『レッドビッキーズ』も好きな作品でした。私は『がんばれ!レッドビッキーズ』の絵本を幼稚園の頃に持っていて、なんどもそれを読み直していました。歌も、子供のアニメや特撮、ドラマ主題歌のカセットにあったのを車の中で何度も聞いて好きな歌でした。『がんばれ!レッドビッキーズ』はそうした思い出もあり、作品も見ていたと思うのですが、ドラマの話を覚えているのは『それゆけ!レッドビッキーズ』の方でした。あまり、野球が得意ではない女監督がバットの素振りを手に豆が出来てそれが潰れるまで練習していた場面を覚えています。
私は今でも、辛い時とか頑張らなければいけない時は自分の掌をみて、その場面を思い出し、まだ、あの時の監督ほど頑張っていない、と自分を奮い立たせたりしてました。
『それゆけ!』は途中で監督が変わるのですが、この時はちょっとショックで、新しい監督に慣れるまで時間がかかった覚えがあります。ドラマの中でもチームの子供達が最初は新しい監督に馴染まなかったと思うのですが、段々と絆が深まっていて見ている方と一緒に馴染んでいったなぁ……と思うのです。

子供の為に子供の目線で色々と楽しませてくれた作品達。後年、東野英心さんがそうした作品を復活させる活動をしていた事を知りました。多少、複雑な気持ちもあるのですが、それを最初に知った時はとても嬉しく思いました。多少の複雑な気持ちがあるのは子役の人達の苦労を知ってしまったから。
吉田友紀さんが撮影で殆ど小学校に通う事が出来ず学校に馴染めず転校を繰り返していた事を吉田さんと同じ小学校だった人のブログで知り、(この人は現在、タスクオフィスというタレント事務所の社長さんでそうした立場からの意見をのべています)
水澤真子さんが『痛快!あばれはっちゃく』に出演していた時に現実の学校でいじめられて辛かった事を水澤さんご本人のブログを読んで複雑な気持ちになりました。犠牲というのは失礼だと思うのですが、そうした子役達の犠牲があって作品が出来るというのは忘れてはいけないと思うのです。

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