柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

母ちゃん

2年前2009年は『俺はあばれはっちゃく』(1979年2月3日~1980年3月8日)の放送から30年でしたが、『あばれはっちゃく』シリーズに母ちゃん役として出演していた久里千春さんがデビューされてから50周年でもありました。私は最近になってこの記事を見つけてそれを知りました。(現在リンク切れ)

久里さんが『月光仮面』(1958年2月24日~1959年7月5日)に出演されていた事はCSの放送で知っていましたが、他にも色々と私の知らない事を知る事が出来て興味深い記事でした。監督や大先輩に対してもきっちりと自分の意見を言う事の出来る久里さんは人によっては生意気に見えたりするのでしょうが、私は自分の仕事や人生に対してしっかりと自分を持っている意志の強さを感じて、その一本筋の通った久里さんの仕事に対する姿勢がいいなと思いました。

記事を読んでいくと『あばれはっちゃく』シリーズのファンとしては少しショックな事も書かれていて、これは役者という仕事としては、まあ、よくある事で仕方がない事ではあるのですが、それに年代からいけば『あばれはっちゃく』の前の仕事だから、『あばれはっちゃく』が始まる前から知っていた人もいるとは思うのですが、それでもやっぱり『あばれはっちゃく』シリーズを子供の頃に見ていた者としては、映画『悪太郎』(1963年日活)で母ちゃん役の久里さんが先生役の山内さんを誘惑して童貞を奪った役をしていたというのを知った時はやっぱりショックでした。

演じている役者が同じだけで、それは母ちゃんでも佐々木先生でもないのは分かっているのですが、やっぱりなんというかそれでも、頭で分かっていても心でついていけない所があって複雑な気分だったりするのです。そんな事を言っていたらドラマなんて見ていられないのですが……。久里さんや山内さんだけでなく、他の出演者の方の他の出演作品での別の人間関係のドラマなんかを見るたびにショックを受けていたら、心がいくつあっても足りない。そこは割り切らないと……。

吉田友紀さんだって、あの新ちゃんが新ちゃんから8年後に一貫役の石立さんと霧子役の友里さんととんでもない役柄で共演しいていたりするし……。
一貫、霧子、新太 - 柿の葉日記
同じ人間でありながら、別人を演じ別の人間関係を作り上げる。それが役者の面白さでもあるわけですから、それを楽しんでこそなんでしょうね。