柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

危険な場所

「すぐやる一家青春記」第10話で失踪した夫を探して欲しいとすぐやる一課に依頼がきます。課長である雄作さんはこの依頼主のミユキさんからそのミユキさんが働くバーの名刺を貰います。雄作さんはその存在をすっかり忘れて家でその名刺を見つけて不信に思っていると、同じ課で働く雄作さんの甥で同居人の武志さんから説明を受け、その名刺にある「クラブ黒狐」というバーが「おさわりバー」である事を知ります。それを聞いた智之は「おさわりだって、お・さ・わ・り」と言ってはしゃぐのです。勿論、雄作さんはそんな智之を叱り智之は勉強に戻りますが、父親がおさわりバーの名刺を持っていた事を知った時の智之の表情と言ったら、もう、なにか楽しい事を見つけたような顔でかなり興味をもったようでした。

雄作さんからしてみれば、まだ10歳の智之にそうしたバーの存在は知って欲しくなかったんじゃないかな?と思ったりします。雄作さんが名刺を持って「クラブ黒狐?」と言っていた時に、一郎さんが「あの評判の悪い?お父さんこんな所へいってるの?」と聞いたのでも分かる通り、そこはあまり好ましい場とはいえない所、雄作さんが興味本位とはいえそれを知ってはしゃぐ智之は困りものだったと思います。もっとも、雄作さんは智之を信じているのか、単に面白がっているだけだろうと考えているのかそれ以上はきつく叱りませんでしたし、智之も父親を少しからかった程度で終わったので何もありませんでした。そうした如何わしいバーの存在を智之は既に10歳で知っていても、何もなく逆に知っているからこそ避ける事も出来るんだろうなと思ったりしました。

「気まぐれ本格派」の新ちゃんはストリップ劇場から出てきた一貫を少しからかった事があります。誤魔化す一貫に全てお見通しという感じで「大丈夫だよ、お母さんには黙っていてあげるから」と言っています。小学4年生でもストリップというのを理解していて、そうした場所があるというのを新ちゃんは既に知っています。でも、だからと言ってそこに入り浸るという事もなく、変な気を起こす事もありませんでした。むしろ、一緒に銭湯に行く度に女湯を覗こうとする一貫を止めるのが新ちゃんの役割というか、「気まぐれ本格派」の中では小学生の新ちゃんが一番しっかり者だったんじゃないか?と思うくらいでした。

おさわりバー、ストリップ劇場、どちらも小学生にはまだ知って欲しくないし、行って欲しくない場所です。もう一つこの二つほどではありませんが、小学生の親だったら行って欲しくないなと思う場所にディスコがあると思います。このディスコに行ったのが「俺はあばれはっちゃく」の長太郎でした。挙句にそこで無銭飲食。てるほが純平君とディスコに行ったのでも父ちゃんは目を回しましたが、母ちゃんも「長太郎!お前、小学生でディスコなんて!」と言ったのを見てもやはり、そうした場所に行く事への不安というのはあるんだと思います。

今は違うかもしれないし、当時も人によっては違うのかもしれませんが、私が子供の頃はディスコに行くのは不良だという考えがありました。父ちゃんも母ちゃんも、純平君の母親もそうした考えを持っていたのではないか?と思うのです。中学生や小学生が行く場所ではない。ディスコはそういう場所でした。おさわりバーやストリップ劇場に比べたら、ディスコはまだおとなしい方だと思いますが、それでも実際に行かなかった智之や新ちゃんと違って長太郎とてるほは実際に行ってしまったのだから、父ちゃんと母ちゃんの驚きも雄作さんや一貫の比ではなかったと思います。

いつの時代だって子供にはあまり知って欲しくない場所、行って欲しくない場所はあります。それでもそれら全てを子供に知らせないようにするのは困難で無理があると思います。そうした場所や存在を知る事によって興味を持たれるのは厄介だったりしますが、その危険をどうして危険なのか理由を教える事で子供は子供なりに理解して防御できたり、避けたりするのではないか?と思うのです。智之も新ちゃんも長太郎も親が心配する程、そうした存在を知っても変になってはいませんでしたから。まあ、ドラマの世界だからというのもありますけれど。