柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

初恋の人

「俺の初恋はヒトミちゃんだしなぁ」
第41話でノリコちゃんとヒトミちゃんの間で揺れ動いた長太郎が言った言葉。姉のてるほが中学2年生で初めて恋を経験したのを見ると(第3話)、長太郎の初恋は早い方だと言える。もっとも、てるほよりも長太郎の方が恋する相手に早く巡り合っただけかもしれない。早い人では初恋は幼稚園の頃だったりする。(全くどうでもいいが私の初恋は小学2年生の時だった)

てるほが初恋の相手の秀樹さんの極度のマザコンに失望し熱が冷めたのに対して、長太郎は一時ノリコちゃんに気持ちが傾いたとはいえ、最後までヒトミちゃんに一途でその恋心は冷める事はなかった。長太郎は以前にも書いたが何がきっかけで好きになったのだろう - 柿の葉日記ヒトミちゃんのどこを好きになったのかは分からないけれど惚れっぽい性格ではなく、また、女の子に対しても積極的に迫られると戸惑う所があり、意外と初心な所がある。また、ヒトミちゃんは最初は意地悪な面があり、どうしてこの子を好きになったのだろうと思うのだが、話が進むにつれ段々とヒトミちゃんの内面の良さが分かってくると、長太郎の見る目の良さも分かってくる。

長太郎はヒトミちゃんへの思いを「俺のヒトミちゃんへの愛の方が遥かに美しいのだ」と言っている。(後から気付いたけれど長太郎のヒトミちゃんへの気持ちは「恋」ではなくて既に「愛」なんだよなぁ…「男は愛する人の為に耐えなければならない」とか「愛しい人の為に」って言っているし)長太郎の思いは本当にこれでもかというくらい一途で純粋で、どうしてこんなにヒトミちゃんの為に頑張れるのかと思うくらい注がれている。これだけ、人を好きになる事は恐らく長太郎の人生の中でもう二度とないのではないかと思うくらいに。

「気まぐれ本格派」では獣医の山本先生が袖子さんから「先生の初恋の人ってどんな人だったの?」と聞いた時に、山本先生が答える前に吉田さん演じる新ちゃんから「覚えてないよね、明治は遠くなりにけり」と言われていたけれど、私は山本先生は初恋の人の事を覚えていると思う。私自身も小学2年生の時に初めてときめいた同級生の男の子の事を今でも忘れていない。その恋が実らなくても実っても初恋の人と言うのは忘れる事が出来ない存在のような気がする。てるほだって、どうしてあんな人をと思ったかもしれないが、それはそれとして、強烈な記憶となって残るのではないか、まして、長太郎のように強い思いのある初恋の人は一生忘れる事はないと思う。

長太郎が小学生だった昭和もかつて新ちゃんが言った明治のように遠い時代になってしまったが、それでも長太郎の心の中では決して消える事のない大事な気持ちだろうし、忘れられないものだと思う。最後の最後でヒトミちゃんから「長太郎君、大好きよ」と言われて、長太郎の初恋は一年かけて報われたのだと思う。

長太郎は原作でも転校するヒトミちゃんに手紙を書く事を皆の前で約束する。ドラマの長太郎とヒトミちゃんも原作の二人のように手紙のやり取りをしていてくれていたら…。原作のヒトミちゃんが「今度会うときは大人になった時だと思いますけれど」と言ったようにドラマの長太郎とヒトミちゃんも大人になって再会してくれたらいいなと思う。その時、二人がそれぞれ別の人と一緒にいたとしても、長太郎が初めて好きになった大切な思い出は思い出として長太郎の人生の中で輝いていて欲しいと思った。

(少しいやらしく野次馬根性を出して、役を離れて長太郎役の吉田さん、ヒトミちゃん役の早瀬さんのそれぞれの初恋の人ってどんな人だったのだろう?ちなみにヒトミちゃん役の早瀬さんは当時11歳で既に彼氏がいたそうです。2年前に「大胆MAP」に出演された時にそのような話をされたそうです。吉田さんは彼女が出来たのは20歳を過ぎてからと5年前のインタビューで話していました。