柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

おそるべき女の子

「私、お習字好きになっちゃった」
「長太郎君は好きにならないのに?」
「当たり前でしょ!」

第16話でお習字に行く時のヒトミちゃん達の会話。どうして、ここで長太郎が話題に上ってくるのか知らないけれど、ヒトミちゃんは無邪気にサラっと酷い事を言っています。そこへ、ヒトミちゃん達は嫌がらせを受けて通りかかった長太郎に助けてもらいます。その前のヒトミちゃん達の会話を知らない長太郎が「俺の大事なヒトミちゃんになんてことを!」と飛んでくるのがなんだか可哀想な気もします。長太郎はどんなにヒトミちゃんに冷たくされても、つれなくされても、自分がヒトミちゃんを好きである限り、ヒトミちゃんの為に頑張るんだろうなと思うのです。長太郎はそれだけヒトミちゃんが好きなんだろうなと思います。

次の日、長太郎の行動をヒトミちゃん達から聞いた佐々木先生が長太郎を褒めて、ヒトミちゃんが長太郎にお礼をしてくれます。長太郎の事を好きにならないのは当たり前と言っておいても、こうしてちゃんとお礼をしてくれるところがヒトミちゃんのいい所であると同時に怖い所でもあるなと思ったりします。ここは冷たくするより感謝しておく方がもし今後同じような目にあっても長太郎が助けてくれるという期待があるのかな?と思うのです。これは、私の邪推かもしれませんが、ヒトミちゃんは長太郎に優しかったり、冷たかったりする事があるので、そんな考え方をしてしまいます。

長太郎はヒトミちゃんからの贈り物を受け取って大喜びします。ここで、長太郎はお返しにヒトミちゃんの好きなものを買う約束をするのですが、この時長太郎が言ったのがパンダのぬいぐるみでした。その理由を「この前、連れて行ってあげられなかったからな」と言っています。ここで長太郎が言っているこの前連れて行ってあげられなかったというのは、恐らく第4話の事なんじゃなかな?と思うのです。第4話では改めてヒトミちゃんが父ちゃんの休みを聞いていましたが、この長太郎の言葉を聞くと、その後も父ちゃんの都合がつかず、動物園には行けなかったんじゃないかな?と思うのです。

そう思って第4話以降のヒトミちゃんの長太郎に対する態度を見てみると、ヒトミちゃんの長太郎に対する少し冷たい態度も理由がつくのかなと思ったりします。(第11話で長太郎を無視したりとか、第14話で「長太郎君は吹き流しね」と言っていたり)長太郎は動物園に連れて行けなかった事を謝り、ヒトミちゃんも一応は許したとしてもパンダを見に行けなかった事は少しがっかりしてたんじゃないかなと思ったり…。

ヒトミちゃんは感謝するべきとこはしっかりしても、それですぐに気を許すのではなくて、時には冷たくしたりして長太郎を翻弄していたような気がします。長太郎もそれに喜んだり、落ち込んだり、戸惑っていたなと思うのです。ヒトミちゃんも長太郎に対しては少し冷たくしても大丈夫という安心があったのかもしれません。
簡単に優しくされないから、たまに優しくされるとそれが何倍にも喜ばれる。ヒトミちゃんが無意識にそれをしていたのか、計算してやっていたのか分かりませんが、結果的にそうなって長太郎の心を掴んでいたのは確かだったと思います。

だけど、長太郎だっていつまでもヒトミちゃん一筋という訳ではなく、ノリコちゃんの方へ傾いたりした事があった訳で、あの時のヒトミちゃんは怖かったです。ヒトミちゃんも素直に「私の長太郎君を取らないで!」ぐらい言えばいいのに、「ノリコちゃん!私、長太郎君に付きまとわれて困っていたの、これで助かるわ」と天邪鬼の事を言うのがヒトミちゃんらしいというかなんというか…。素直な長太郎と天邪鬼なヒトミちゃんはそれで釣り合いが取れていたのかな。