柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

迷う時期

実際に演じていた栗又厚さんが本当に出来なかったかどうかまでは分かりませんが、2代目長太郎は初代長太郎と違って、少なくとも水泳とスケートは苦手で出来ませんでした。2代目長太郎は金槌で泳ぎは得意ではなく、第73話で初代長太郎役だった吉田友紀さん演じる隼人さんから、泳ぎの特訓を受けています。(この特訓がかなり厳しい)また、第97話では初代長太郎の姉てるほ役だった島田歌穂さん演じるカヲルさんからスケートを教わっています。

つまり、2代目長太郎は初代の桜間姉弟から、それぞれ水泳とスケートを教わっているという事になります。もっとも、隼人さんは初代長太郎ではなく、またカヲルさんもてるほではないのですが、それぞれに演じていた吉田友紀さんと島田歌穂さんが初代長太郎とてるほだった為に、どうしても初代桜間姉弟が2代目に水泳とスケートを教えていた(てるほの方は教えていた内に入るのかなと思ったりしますが、一応、見本はみせていたので)と見えるのです。

吉田友紀さん、島田歌穂さんが2代目に出演された時はそれぞれに夏休み、冬休みの時期にあたり、その為にいつもの東京を離れて遠出のロケに行っていますが、このロケに合わせて初代の桜間家の子供達を呼んだりしたのかなって思います。吉田さんが2代目に出演された時は15歳(中学3年生)、島田さんが2代目に出演された時は18歳(高校3年生)でした。この頃は年齢的にそれぞれに進路に悩んでいた時期だったんじゃないかなと思ったりします。

隼人さんもカヲルさんもそれぞれに辛い立場から逃げて作中の中で2代目長太郎から叱られています。隼人さんは「決闘からも逃げて、学校からも逃げて来たんだろ?なんだい、船の中じゃ、あんなカッコいい事言って、兄貴の方がよっぽど男らしいや!隼人さんは負け犬だ」カヲルさんは「なんでぃ!賞がとれなかったからって逃げ出してきたなんてだらしがないぞ!」と。

二人はそれぞれに2代目長太郎からの言葉を受けて、それぞれに思いなおし再び逃げ出した場所へ戻っていきます。穿った見方かもしれませんが、吉田さんや島田さんがそれぞれに受験生の時に出演され、子役から大人の役者に切り替わる一番難しい頃に過去にレギュラーだった作品の続編に出演され、役の上とはいえこうした言葉を投げかけられているのを見ると、「あばれはっちゃく」のスタッフの人達が初代桜間家の子供達を心配して一つの励ましというかアドバイスをしてあげているように見えるのです。

初代桜間姉弟が大好きな私から見ると、長太郎もてるほもそんな弱い人間じゃないという気持ちがあって、2代目長太郎から「負け犬」とか「だらしがない」と言われる二人を見るのはちょっと辛かったです。(2代目長太郎が意地悪からいっているのではなくて2人なら言葉の真意を分かってくれると思って言ってくれている言葉だと分かってはいても)でも、最終的に隼人さんもカヲルさんも2代目長太郎の言葉の真意を汲み取って戻っていってくれたのは嬉しかったです。

あれから、30年、29年近く経って吉田友紀さんと島田歌穂さんは芸能界に残る道を選びました。「大人への切り替えが難しいとか、子役は大成しないとか言われる中で、お互いよくやってきたよね」と島田さんは吉田さんに語っていますが、過去の日記になんども書いたように本当に長い間、全てが順風満帆ではありませんでしたが、お二人ともに本当によくやってきたと思うのです。(私なんかがこんな事を書いたりするのもおごがましい事なのですが)

選んだ道はそれぞれに違うけれど芸能界とは別の道を選び、そこで新しく努力をされて調理師としての道を究めている2代目栗又厚さんもまた素晴らしいなと思います。こんな事を勝手に考えたり思うのは迷惑な事なのかもしれませんが、私はこの作品からは作品の内容だけでなく、そこに出演され今も芸能界、または別の道で頑張っているだろう吉田さん、島田さん、栗又さんは勿論、それ以外の出演者の方達の生き方を知ると、私もまた頑張ろうという気持ちになるのです。