柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

腕のいい父ちゃん(ドラマを見て分かる設定34)

第4話で長太郎が父ちゃんの事を作文に書いてそれをクラスで発表した時に正彦がその作文に嘘があると言い、自分の父親が部下である長太郎の父親よりも給料が少ないはずはないと言います。すると、長太郎は「だって、父ちゃん、この前に30万貰って来たんだぜ。今度のスーパーに勤める前に」と反論します。それを聞いた佐々木先生は「なるほど、それじゃまんざら嘘と言う訳でもないな」とまとめてくれます。佐々木先生が「他に感想は?」と聞いたところでチャイムが鳴り、先生の感想で授業は終わります。

ここでは長太郎の父ちゃんが今のスーパーに勤める前に別の所で働いていた事が分かります。長太郎の父ちゃんは大工ですから、スーパー(ダイエー)に勤める前は大工として働いていたのだと思います。父ちゃんが転職をした理由はドラマの中では分かりませんが、第37話で正彦の父親と喧嘩をして発作的に会社を辞めて工務店を開業した時に思うように仕事を取る事が出来ませんでした。

これを見ると父ちゃんは親方の所から独立しようとした時にうまくいかなかったり、開業するだけのお金がまだ当時なかったりしたのかもしれません。小学生と中学生の子供がいる父ちゃんはいろいろと考えて、スーパーで大工の腕を活かしながらサラリーマンとして働く道を選んだのではないでしょうか?

第2話で夕食の時に転勤して来た正彦の父親に挨拶をしにいったらどうか?と父ちゃんに母ちゃんとてるほが言った時、長太郎は「あんなやつにペコペコする必要ないよ!大工は腕が勝負だって、いつも言っているじゃないか」と言いますが、てるほに「馬鹿ね、大人には大人の立場っていうものがあるのよ」と言われてしまいます。

腕のいい大工の父ちゃん。でも、半分はサラリーマンで会社の組織の中で働いている以上はてるほの言うとおり「大人の立場」というのがあります。長太郎はそれが悔しいのですが、父ちゃんも「あいつ、痛いところをついてきやがる」と言ってたので、長太郎よりももっと複雑な思いがあるはずです。第4話でもそうですが父ちゃんが長太郎に責められた時になんとも言えない表情をした時の心境を考えるとそう感じます。

第37話では長太郎も父ちゃんの仕事をとる為に、ビラや呼びかけなどをして仕事をとってこようと張り切りますが、思うように取る事が出来ず「ドン平、仕事を取るって大変だな…。これからよ、お前、大飯食らうんじゃねぇぞ。自分の飯は自分でとってくるんだよ」と珍しく弱音を吐きます。

例え、腕が良くても仕事がなければそれを生かせない。お金も稼げない。宣伝してその腕を知ってもらわなければ仕事はこない。腕を生かして働くという事はそのきっかけを作る事も含めて大変な事なのかもしれません。

「父ちゃん、仕事見つかりそうか?」
「当たり前よ、父ちゃん腕がいいからな」

関連記事:社会的立場 - 柿の葉日記