柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

違和感

「ほう、君が桜間長太郎君か」

 私は2代目以降の長太郎達と先生やクラスメイトの関係に少し初代とは違う違和感を感じました。それは、長太郎が転校生かそうでないかの違いなのだろうと思います。

 初代の長太郎は転校生ではなくずっと美玉第一小学校に通ってました。佐々木先生は長太郎が入学する前から美玉小学校に赴任していて、担任になる前から長太郎を知っています。だから、長太郎の短所も長所も良く知っていて理解している。でも、2代目以降の長太郎達は5年生からの転校生だから、それ以降の長太郎の担任の先生は長太郎がどいういう人物か最初の頃は分かりません。

 これまで既に信頼関係を築き上げてきた所から始まった長太郎と佐々木先生の関係とこれから長太郎と信頼関係を築き上げていく2代目以降の長太郎達と先生の関係、そしてクラスメイトの間に違和感を感じるのは当然なのかもしれません。

シ リーズを通して見てきた視聴者からすれば、2代目以降の長太郎たちがどんな長太郎達か最初は知らなくても、既に「あばれはっちゃく」という人物がどういう人物に対して呼ばれる仇名かは分かっているので、長太郎の味方の立場で作品を見ていたのではないか?と思います。私の場合は代替わりをしても、同じ「あばれはっちゃく」として主人公を見てきました。

 視聴者側が長太郎をどんな人物か知らない状態で見ていたのが初代。でも、初代の世界では既に長太郎がどんな人物であるかはその世界の人物たちは知っています。2代目以降になると逆に視聴者側は長太郎というよりも「あばれはっちゃく」を知っていて、ドラマの世界の人たちは(家族を除いて)これから長太郎を知っていきます。

 こうした逆転現象があったから、2代目以降の長太郎達と先生とクラスメイトの関係に最初は違和感を持ったのだと思うのです。それぞれの代で話が進んでいって長太郎がクラスに馴染んでいくとお馴染みの感覚に戻っていったと思います。

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