柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。

父ちゃんとの信頼関係

初代の長太郎が泥棒の容疑をかけられた時(第30話)、父ちゃんはそれを一度は信じて長太郎を責めた。だが、2代目長太郎の時は長太郎を信じて疑いをかけた克彦親子に対して父ちゃんは怒った(第64話)。2代目の時は克彦の父親との確執があった為に自分の息子の方を信じたのだろうが、それでも、自分の息子の事を良く知る父ちゃんが初代長太郎を最初は疑う事が多かったのは寂しい事だった。

初代長太郎は父ちゃんが大好きで尊敬している。(もちろん、2代目以降の長太郎達もそうだったが)父ちゃんが正彦親子から詐欺師扱いされた時は本気で怒った(第34話)。第2話で正彦の父親に父ちゃんが叱られていた所を見たときの長太郎の複雑な表情は忘れられない。自慢の父ちゃんがそうしなければならない立場は仕方がないと思いながらも、それを見た長太郎の寂しさと悔しさの混ざったなんとも言えない表情はそれだけでその複雑な気持ちを表していた。

疑われるのは初代長太郎の日頃の行いのせいかもしれない。初代長太郎はズルもしたし、馬鹿さ加減な事もした。でも、性根は腐っていなかった。だが、信じてもらえる事が少なかったのは初代長太郎が父ちゃんを信じていた気持ちが大きい分、切なく感じてしまう。

初代に限らず父ちゃんはよく理由も分からず、最初は周りの話だけを聞いて長太郎の言い分を聞く前に殴っていた。それでも、初代の父ちゃんは殴るよりも説き伏せる事が多かったが、一方で初代長太郎に対しては「こいつがこんな事をするはずがない」という気持ちが少なかったような気がする。でも、初代の第32話のラストの場面を見ると初代桜間家の父と息子はそれなりの信頼関係を築いていたのだから、そんなに悲しむ事はないのかもしれない。

「でもよ、父ちゃん。さっき俺の事をわけなしで殴ったのは酷いぞ」
「ああ、悪かった。よし、やれやれ」