柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。

家族から他人へ

父ちゃんは長太郎よりもてるほを可愛がっている。(母ちゃんはどちらかというと平等かな)長太郎は父ちゃんも母ちゃんも好きなようだが、(どちらかというと私には)父ちゃん子のように見えた長太郎がそれに対して焼きもちを妬く事は少なかったと思う。

それは、長太郎も父ちゃんと同じように(家族の中の男として)てるほを守るものと考えていたからかもしれない。「きょうだい」は親を巡ってライバル同士になることもあるが、てるほと長太郎は姉弟だった為かライバル意識よりも弟として姉は守るものという気持ちが強かったのかもしれない。

第7話でてるほが痴漢に襲われた時や第26話で男の子達にいじめられた時は助けに飛んでいっている。第24話で北野君がてるほに興味を持って家の前をウロチョロしていた時は「あんなのを兄貴と呼ぶくらいなら、姉ちゃんと縁を切るぜ」と言っている。(この時はてるほを過剰に心配する父ちゃんの心理をとって、用心棒を申し出てデート費用を稼ごうと目論んだりしているが)

だが、話の後半になってくると段々と長太郎はてるほを贔屓する父ちゃんにうんざりしたり、焼きもちを妬いたりしてくる。

第40話では父ちゃんにてるほの用心棒にされる事に「俺、姉ちゃんの用心棒の為に生まれてきたんじゃねぇぞ」と言ったりしてる。

第42話ではてるほばかり褒める父ちゃんに素面で絡み、「けっ、姉貴ばっかり褒めやがって!面白くねぇ」とこの時、多分初めててるほに焼きもちを妬いたと思う。(それ以前も多少あったが長太郎の中で大したことのない程度だったと思う)それでも、てるほに嫌がらせする犯人を見つけようとするので、(半分、疑われた自分に対する意地もあったが)焼きもちを妬きながらも、やはり長太郎の中では姉は守るものという意識はあったのだろう。

しかし、長太郎の中で次第に自分個人の時間や気持ちも大切になっていたのではないか?(第40話で用心棒を父ちゃんに頼まれた時の長太郎の関心事はヒトミちゃんでそちらを優先したかったと思う。家族は家族で大切だがそれよりも関心を惹きたい人がいた。もっとも、ヒトミちゃんに対しては話の最初っから関心が高かったが)

それで、てるほが一番だという父ちゃんとの間に温度差が出来てしまったのではないか?温度差が出来ると同じ度合いで心配していたことが、相手が熱すぎると逆に冷めてしまいうんざりしたのかもしれない。

自分の気持ちへの関心が大きくなると、その気持ちを無視されることに対して腹が立ったり、嫉妬をしたりしたのではないか?と思ったりする。長太郎が父ちゃんのてるほへの過剰な心配にうんざりしたり、嫉妬をしたりしたのも、長太郎の関心のもとが家族から自分、そして他人へと変化していったからなのかもしれない。

関係ないけど今日は8月9日で「はっちゃくの日」と語呂合わせで言えなくもない。