柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。

智の遊び相手

「すぐやる一家青春記」の智之は生き物が好きなようだ。食卓にアマガエルを持ってきていじって遊んでいると、武志さんから「智ちゃん!駄目だよ食事中にそんな汚いもの」と怒られ、雄作さんからも「早く片付けなさい」と言われる。すると智之は「はい」と素直に返事をして言う事を聞きながらも、「ああ、みんな分かってないんだな。お前がミスアマガエルってだって事」とアマガエルを手にとって呟く。

そういえば「俺はあばれはっちゃく」の正彦は蛙が苦手だった。なので、食卓に蛙が出てきたら、「ひっくり返る、そっくりかえる、お元気、桃の木、山椒の木」になるかもしれない。これは、智之が言った言葉だけど、なんかきっと当てはまる、あ、さすがにお元気にはならないか。

蛙を使って長太郎は正彦をよくいじめていたなぁ。第2話で蛙を下駄箱に入れて脅かしたり、第18話でも蛙を見つけてこっそりと正彦のリュックサックに入れてみたり、お弁当だと思って出したのが、苦手な蛙だったらそれりゃ大騒ぎするだろうなぁ…。蛙があれだけ苦手だというと、他にはハットリ君しか思い浮かばない。

話を「すぐやる一家青春記」に戻して…、智之は小さい生き物が好きだったのだろう。他にも父親が市民からの苦情で預かった鶏を可愛がっていたり、カブトムシを2匹床において綱引きをさせたり、大きなヒキガエルと一緒に寝そべってみたり、庭でヒキガエル釣りをしたり、また、友達と虫とりに行っている。智之はを小さい生き物をこよなく愛し自分の遊び相手にしていたようだ。

「すぐやる一家青春記」の舞台は東京だが、少し都心から離れていて、この時代(1977年)でも既に自然がなくなったと言ってはいるが、まだ、子供が小さい生き物と触れ合うだけの自然は残っていたのだと思う。第3話で子供が農業用用水でザリガニ釣りをして危険だと母親達から苦情が市役所のすぐやる一課に出てくるが、生き物に触れる自然が残っている一方で、そうした物に近付けようとしない母親が登場してくるのもこの頃だったのかもしれない。70年代後半〜80年代前半まではそれが混在していて、段々とわざわざ遠ざけなくてもよくなった時代が来てしまったのだろう。

今は、逆に近くにそうした生き物と触れ合う場所が少なくなって、敢えてそういった場所を求めて行く人達も多いのではないだろうか?それがいいのか悪いのか?それは私には分からないけれど。