私が吉田友紀さんのファンになったのが約1年前。子供の頃に知ってはいたものの役を超えて役者としての吉田友紀さんのファンにはなっていなかったので、ファンになったのが遅い。
恐らく子供の頃に見ていた再放送のドラマなどで吉田さんが出演していた作品はそれと意識してなくてもかなり見ていたと思う。『すぐやる一家青春記』(1977年)は私が3歳の頃の作品なのでこの作品は初めて見る作品だと思っていたのに、このDVDを見ていた時、母が「意外とお前は宵っ張りで見ていたんだよ」と言っていていたので、もしかしたら覚えてないだけで見ていたのかもしれない。
子どもの頃何気なく見ていた作品に多く出演していてそれを見ていたとしても、ファンとして見ていなかったから、覚えているとしても思い入れの度合いが違う。だから、当時ファンの人と同じ記憶を共有していても、そこには少し差というかズレが出てしまう。それが、空しい。
後追いでファンになってDVDを見て当時の記憶を思い起こしてみても、この空しさは埋まらない。そう感じると、ああ、もっと早くファンになっていれば良かったなと思ってしまう。