柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

七夕

 今日は七夕。長野に転校してきたときに長野では8月7日に七夕をやるという事を知りました。仙台でもそうですね。(長野でも7月7日に七夕をやっいたりしますが)確かにこの時期はまだ梅雨の時期で、旧暦に近い8月7日に七夕をしたほうがいいのではないか?と思ったりします。

 さて『俺はあばれはっちゃく』第23話で佐々木先生が説明をしてくれますが、七夕は五節句の一つ。(他に1月7日の七草、3月3日の桃の節句、5月5日の端午の節句、9月9日重陽節句(佐々木先生曰く菊の節句)があるそうです)
佐々木先生は続けて説明しますが、その説明に長太郎は悪態をつき素っ気ない態度です。

「七夕の日に女の子は裁縫が上手になりますように、と庭にお香を焚いて五色の短冊にふだをつけて竹につけて立てて祝った行事なんだ」
「け、たかが女の子の祭りじゃないか」

 この回ではヒトミちゃんがクラスの代表として竹を調達することになっているのですが、ヒトミちゃんが気に入った竹がある竹林を所有するミハルさんに交渉にいくものの、竹林の幽霊を退治してくれたらあげると言われ、どうしようかと悩みます。
 
 悩んで元気がないヒトミちゃんに気づき心配するのが、正彦と恵子ちゃん、公一です。3人はその理由を聞いて4人で幽霊退治にいくのですが、4人とも幽霊に驚いて逃げ帰ってしまいます。そして長太郎に相談し、今度は長太郎を加えた5人で幽霊退治に行って見事幽霊を退治します。

 この回では長太郎よりも正彦の方がヒトミちゃんの変化に敏感に反応していてヒトミちゃんを心配しています。長太郎がヒトミちゃんにあまり関心がないのは珍しいと思うのですが、ひょっとしたら、長太郎よりも正彦の方が観察力が高いのかもしれません。長太郎も勿論ヒトミちゃんが好きで気にする事はありましたが、(第56話)少し鈍感な所があってそうした所では正彦の方が繊細に思えます。

 もし、4人が幽霊を退治してしまったら長太郎の出る幕はなく、何も知らないままだったのかなって思うとちょっと寂しいかったですね。幸いというかやはりというかそうならずに済んだので良かったのですが…。

 考えてみるとこの回に限らず長太郎は後から何かあった事を知って相談を持ちかけられて、それを解決する事が多かったような気もします。第1話もそうでしたし、第20話、第30話などもそうでした。まるで、いざという時の切り札のような感じ。

 さて、竹は長太郎の活躍(ここはやっぱり主人公の特権)で(ミハルさんの頼みも長太郎が聞いて)、手に入れる事が出来ました。長太郎は竹に飾る特製のくす玉を作り皆の前でそのくす玉を割ります。すると、大きな白い布があらわれます。そこには長太郎の願い事が書かれていました。

「ヒトミちゃんに幸あれ!」

 長太郎の願いはヒトミちゃんの幸せ。自分の事ではなく、ただ、ただヒトミちゃんの幸せだけを祈っている長太郎。長太郎は鈍感だけどヒトミちゃんを思う気持ちは誰にも負けてなかったのかもしれません。もっとも、その願い事は父ちゃんのふんどしに書かれていて、ヒトミちゃんを怒らせてしまいますが、これは仕方がないことですね。

「まあ、酷い!こんなものに書いたの?長太郎君、もう知らない!」