柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

番長の座を巡る戦い

 タマエはドラマにも原作にも登場してくる『あばれはっちゃく』の登場人物ですが、原作のタマエとドラマのタマエは豪快な部分は同じでも他の部分はかなり違います。ドラマのタマエは大阪から来た転校生でしたが、原作のタマエは群馬からきた転校生です。

 ドラマのタマエは長太郎に一目ぼれをしますが、原作のタマエは一目ぼれをしません。それどころか長太郎に喧嘩を売って番長の座を奪おうとするのです。このように書くとドラマのタマエのイメージで体格がいい女の子を想像するかもしれませんが、原作のタマエは「色こそ浅黒いけれど、ショートカットのよく似合う、笑うとえくぼのできる、ごく普通の女の子」なのです。

 それで、長太郎と張り合おうとするのですから長太郎としてはたまったもんじゃありません。女の子に売られたケンカを買って勝っても負けても長太郎には不利なのですから。長太郎はタマエの兄圭司から彼女の弱点を聞いてタマエをギャフンと言わせようとします。幾つかの偶然が重なって長太郎はタマエに一矢報いることができ、番長の座を守る事ができました。

 さて、群馬からきた転校生というと2代目の長太郎が群馬からきた転校生でした。原作の長太郎は群馬からきた転校生から番長の座を守る事ができましたが、ドラマの長太郎はその座を群馬からきた2代目長太郎に奪われてしまいましたね。これはドラマの主演交代という訳でちょっと意味が違いますけど。