柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

いつから

 第30話で恵子ちゃんの様子が変だと長太郎達が心配していろいろとその原因を推測しあう場面があり、公一が給食のパンを残しているのを目撃したところから、ヒトミちゃんが「じゃあ、減量中?」と言い始め、それにそって各々が口々に感想を言い始めます。
私はヒトミちゃんが言った「減量中」を「ダイエット」と覚えていたのですが、今、見直してみると「ダイエット」とは言ってないんですよね。その後の皆の会話を聞いても誰一人として「ダイエット」という言葉を出していません。

明 子:「なるほど」
正 彦:「栄養不足と貧血なんじゃないかな?」
小百合:「ママが言っていたけど無理な食事療法は精神的にも影響があるんですって」
長太郎:「しかし、俺はどうもそれだけじゃないような気がするな」
ヒトミ:「どうして?」
長太郎:「分かんないけど、なんかピンとくるんだよな。ここに」

 この時代1979年はまだ「ダイエット」という言葉は一般的ではなかったのかもしれません。
さて、この時は最初に明子が1人だけ恵子ちゃんが元気がない原因を恋愛に絡めて考えましたが、長太郎に否定され、ヒトミちゃんや正彦、公一や小百合達も長太郎の言葉に賛同して、明子の考えを否定しています。
それで上の会話になるわけです。

「そうだ。恋…しているんじゃない?」
「恋?あのメガネ豚が?嘘だよな?」

 それにしても、長太郎のメガネ豚に誰一人として反論しなかったのが酷い。彼らの中では恵子ちゃんはメガネ豚で通用するのか?
こうしてすぐに恋愛に結びつけたり、第52話で少女漫画の主人公に自分を重ね合わしたり(これは小百合もですが)する明子を見ていると、明子はこの年頃の女の子が抱きそうな恋に対する憧れを強く持っていた子だったなと思います。