柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

女は怖い

「女って残酷だね。特に自分が美人だと自惚れている奴ほど。ほれ、ここに書いときな。女は怖い。特に美人ほどな」

 これは第6話で長太郎がてるほのことを言った台詞だが、これを聞いてそれってヒトミちゃんの事じゃないのか?と思ったのは私だけだろうか?
第4話で長太郎がパンダを見に行く条件に「可愛い子」と言った時にもヒトミちゃんは自分の事だと思っていたし…その他にもいろいろと思い当たる節がある。長太郎は第1話でヒトミちゃんの事を「綺麗なバラには棘がある」と心の中で呟いているので分かっていると思うのだが、ヒトミちゃんに振り回されるのは惚れた弱みという事だろうか?

『俺はあばれはっちゃく』を見ていると、つくづく女は怖いなと思う場面はある。先にあげた台詞のある第6話では、長太郎はてるほに体を押さえつけられてルミ(演:藤谷美和子さん)に物差しで背中をビシビシ叩かれていてた。長太郎がてるほに叩かれても泣かないで憎まれ口を叩くから、ルミが喜んで目を輝かせて叩きまくっていた。
叩いている時のルミは実に楽しそうだった。可哀相な長太郎。また、第36話ではクラスの女子に騙されて酷い目にあっていた。

「女は怖い」というと、『すぐやる一家青春記』(1977年)のお祖父ちゃんと智の会話を思い出す。

「智、この世の中で一番おっかないのは女っていう生き物だ。滅多に信用するんじゃないぞ」
「うん、分かってる。女は怖いもんね」

 『気まぐれ本格派』(1977年~1978年)の新ちゃんも一貫の女に対する質問にこんな答えをしている。

「新太、お前女の子好きか?」
「嫌い。女はしつこいもん」

 なんだろう?この「女は怖い」という刷り込みは……。
これらの事を総合して「女」をまとめるとこうなってしまう。「自分が美人だと自惚れていてる女ほど残酷でおっかなくてしつこくて信用できない」

 私は女なのでこれに対してどうなんだろう?と思ってしまったりするのだが、怖いというのとは別に女はタフで逞しいとは思う。自分の経験や周りの人達を見てきてそう思う。そして怖いけれど時々優しくなったりするから、女は油断できないのかもしれない。