柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

桃太郎が鬼が島に連れて行った家来は誰と誰と誰でしょう?

 これは『気まぐれ本格派』で新ちゃんが道夫に出した問題。こんな赤子の手をひねるような簡単な問題を道夫は間違える。
横で聞いていた一貫が道夫に呆れながら答えるが、これも間違いで新ちゃんに正解を教えられる。

「下らない問題だな。いいか、鶏だろ、馬だろ、蛙だよ」
「馬鹿!どうして鶏や馬や蛙が出てくるんだよ!馬鹿だなお前は。孔雀だろ、牛だろ、猫がついてくるんだよ」
「中叔父ちゃん違うよ。犬に雉に猿だよ」

 この『気まぐれ本格派』第20話は道夫の大学卒業試験の為に清水家の人々が道夫の勉強をみてくれる話だが、この場面の面白さはいくら頭のいい新ちゃんとはいえ大学生の道夫が小学4年生の新ちゃんに国文学を教わるところ。そして、日本人なら誰でも知っている昔話の『桃太郎』の話の中での分かりきった答えを道夫と一貫が間違えるところだと思う。これは視聴者が『桃太郎』の話を知っている前提があって新ちゃんが正解を言う前に道夫や一貫の間違いに笑う事が出来る。

 だが、現在では道夫や一貫のような人が増えたらしい。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100424-00000541-san-sociだから、二人が分かり切った問題を間違えて言ってもその面白さが分からないのかもしれない。新ちゃんが正解を言っても「ふ〜ん」とか「本を見て言ってるじゃん」と思ってしまうのだろう。32年の間に日本はだいぶ変わってしまったようだ。

 間違えた2人に対して新ちゃんが言った一言。

「希望が持てないな」