柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

なんでかな

かまいたちの夜×3の攻略本を買いました。そして、座談会を読んでみてますます初代の真相が明らかになる「完」を「終」にしてしまった事に不満を持ってしまいました。「2」で犠牲を出して後悔はしたが、話の流れ的にあの「完」がベストだったというのなら、初代も同じ理由で「俊夫の自殺」がベストの「完」だと思うし、ましてや「2」と「×3」と切り離した架空のゲーム扱いなのだから、みどりと俊夫が犠牲になっても後の続編に影響はなかったと思うだけに最後の最後で戻してくれなかったのが悔やまれます。

また、いろんな話が読めるのが「かまいたちの夜」も魅力だと考えていて「2」はサブシナリオを多くしたが、サブシナリオよりミステリー部分を喜んでいてくれた事を痛感したので、「×3」はミステリーを期待した人に向けて作ったとありましたがこれを読んだ時に自分の中で、それは違うと思ってしまいました。「2」の多数の感想がそうだとしても私の意見は違います。「2」はミステリー本編が無茶苦茶でした。初代と比べ選択したバットエンドがありえたかもしれない別の可能性というのが皆無で、バットエンドの為だけに登場する我孫子武丸ダイイング・メッセージ氏、近代的なホテルなど、ふざけすぎているのです。サブシナリオで遊ぶならともかく、本編のミステリー編で既にありえない選択バットエンド。犯人が目的を果たした後でも、犯人探しが始まるかと思えばあっけなく「終」。透が犯人を追い詰める選択もどれを選んでも大丈夫など、本編の選択と結果から広がる別展開がなかった。ミステリーを期待していたのにサブシナリオが多くてがっかりしたというより、ミステリー本編が期待以下でがっかりしたのが「2」でした。サブシナリオはしっかりした本編があればこそ楽しめるもので、本編から既に無茶苦茶では逆に白けてしまうのです。少なくとも私はそうでした。

しっかりした本編があり、なし崩しに話が進むのではなく選択次第では打開策があるシナリオで、楽屋落ち的なお笑いシナリオがあって、一つのソフトで色んな話が楽しめたからこそ、おもしろいと感じた「かまいたちの夜」それが、「2」ではサブシナリオが多くて面白かったが本編がグダグダ。「×3」では本編は面白かったがサブシナリオが少なく物足りないと続編がそれぞれ痛し痒しになってしまったのが残念でした。