柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

恐怖

それは4日ほど前の夜。一階の居間で深夜番組を見た後、テレビと電気を消して私は二階の寝室へと足を運んだ。短い距離だったので、廊下の電気をつけずに二階へ行こうとしたが暗闇の中で急に心が不安定になり、その不安定さから過去に聞いた怪談やホラー小説などが頭の中に甦ってきて私の心は恐怖心で一杯になった。

階段も途中まで来て廊下の電気をつけるために戻るよりも、二階の部屋に戻るのが早かったので、私は階段を登る事にした。しかし、その選択も私には恐怖だった。何故か先に見える白い光の中に入っていくともう二度と戻ってこれないような変な予感がしたからだ。だが、それを振り払い私は部屋に向かった。電気を点けたつもりだったが、暗いままだった。私はそのまま布団に倒れこんだ。

目を開けるとそこは暗い血の海だった。刃物を持った殺人鬼が人を殺しまくっている。私はそこから逃れ逃れて、殺人鬼から同じように逃げている人たちと知り合った。そして彼らと協力し殺人鬼を倒した。これで、安心できると思った時だった。

仲間だと思っていた女性の顔が急に恐ろしい般若に成り変わった。穏やかで和やかだった場所が、また暗くて怖い雰囲気の最初の場所と同じになった。かつての仲間から私は走って走って逃げた。しかし、また元に戻る。般若になった元・仲間は言った。

「この世界の輪はどんどん拡張しているから、逃げても逃げても拡張した輪の中から出られない」

死を覚悟した。私の血も血の海の一部になると思った。その時だった。やたらとのんびりした声が聞こえてきた。聞き覚えのある声。雨上がり決死隊のホトちゃんこと蛍原さんの声だった。私はその声にすがった。必死でその声を聞いていた。

気がつくと私は自分の部屋の布団の中にいた。宮川さんのラジオを聞いたままつけぱなしだったラジオからは、雨上がりの声が聞こえていた。全ては夢だったのだ。殺人鬼も恐怖の世界の輪も、そして恐怖を感じながら二階へあがっていったのも。
なぜなら、その日私は一階の居間で深夜番組など見ていなかったのだから・・・。